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全国高校選手権(インターハイ2019)

優勝した愛工大名電・今枝一郎監督のコメント

「びっくりしましたね。あの1・2ゲーム目を見て、誰が加山が逆転勝ちすることを想像できたのかと。加山は人生で戸上くんに一度も勝ったことがない。それをわかっていてトライしました。彼自身辛抱強く、マッチポイントが何回あったか・・・。よく我慢して、よく諦めなかった。5本とか3本とかで落として、3ゲーム目10−5ですから。普通諦めていいところをよく辛抱強く試合してくれたと思います。それが一気に流れを引き寄せたと思います。

当初やろうとしてたことをやらずに帰ってきたので、彼が本来の力を出せば、そんな一方的になるわけない。自分が思う作戦を伝えて、それを遂行してくれとお願いして送り出しました。それが彼のひらめきによって徐々にいい方向に行ったんじゃないかと思います。だから1・2ゲーム目簡単に負けて帰ってきてもそんなに悲観しなかった。挽回できるとは思っていなかったけど、これはしょうがないことだと。相手はボロボロミスをするインターハイチャンピオンじゃないので、やるべきことをやらないと勝負にならない。それができてないのに点数が取れないのは当たり前のことで、3ゲーム目からトライしてくれました。

2番は内容は曽根の力が何%出たかなという感じでしたが、結果は100点をあげたいですね。あの場面で、ぼくらでは想像がつかないプレッシャーを受けてプレーをしていた。ましてや1番で加山が勝ってきたので、余計にプレッシャーを感じていました。勝たなきゃというのがいつもの何倍もあった中で勝ってくるわけですから、すごいとしか言いようがないですね。よくこらえるなと思いました。

ダブルスは最初から練習してきました。このために、このためだけに練習してきました。
野田学園対策です。野田でチャレンジしようというダブルスです。それまでの他の試合でも私が使おうと提案しても彼らが「曽根・加山でいきます」とみんな同じ答えでした。決勝戦は準備してきたので、思い切って出そうと。
春の選抜で負けてますから、それに策を講じないのは間違っている。それだけですよ。

ー篠塚選手は1年生ながら落ち着いたプレーでしたねー という問に対して
あれを落ち着いていると思ってくれるとありがたいですけど、逆にワー!というのもない。それで負けていれば、ちょっとこうしたほうがいいとか言えますが、それは彼の持ち味でシングルスも残っているし、彼のペースを乱さないようにしています。
実は声を出してないようで出しているんです。球拾いにするときに「ヨー!」と言っているんです。認めて付き合っていきたいなと思っています。

選手を信じているので。
本当に感激です。本当に苦しいと思っていましたので、ダブルスも連覇が途絶えてしまったので。逆に良かったかなとも正直思っています。彼らは勝たなきゃ、勝たなきゃ、どれも負けられないと大きい目標を立ててきているので、プレッシャーになっていたので、昨日の夜に良かったねと言いました。これで解放されたね、明日はチャレンジャーで行こうと。
そのとおり、オーダーもチャレンジしてました。勝ったことない選手を当てて、それで思い切ってくれたので、本当に選手には感服します」