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速報・現地リポート

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全国高校選手権(インターハイ2019)

●女子シングルス決勝
出雲美空(遊学館) 6、5、7 岡田琴菜(明徳義塾)

女子シングルス優勝は出雲美空!
最終学年でついに初優勝!

出足からサービス・レシーブで完全に優位に立ち、1ゲーム目を11−6で先取した出雲。2ゲーム目も出足から5−0とリードを奪う。出雲の巻き込みサービスのスイングは非常に早く、アップ(上回転)サービスをガンガン出してから広角に攻め、岡田を振り回した。「出雲さんのサービスをうまくレシーブできなかった。特に短く来たサービスに対してはしっかり払っていくべきでしたが、合わせるレシーブになって3球目で狙われてしまった」と試合後に岡田は語った。

緩急をつけた両ハンドで、ここまで接戦を制してきた岡田。しかし、出雲のバックハンドのピッチの早さとストレートへの両ハンド攻撃は、その緩急を許さない。フォアに回したボールに対し、フラットに叩く出雲のミート打ちも効果的で、岡田が合わせたところにすかさず強打が飛んだ。3ゲーム目は中盤で岡田も挽回し、「点の取り方が少しずつわかってきた」と語ったが、出雲に押し切られた。

昨年は優勝した野村萌(愛み大瑞穂高・現デンソー)に準々決勝で惜敗し、ベスト8だった出雲。今大会は学校対抗のシングルスで5戦全勝、個人戦のシングルスでも7戦全勝。独創のサウスポーは圧巻の勝ちっぷりで、新女王の座に就いた。