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卓球ワールドカップ団体戦

 チームワールドカップの女子団体準決勝で、韓国を3−1で破った日本。左腕の強打者・崔孝珠を2点起用し、15歳の申裕斌を単複で起用した韓国のオーダーには驚かされたが、馬場美香監督は「申裕斌は出てくるだろうと思っていた」とコメント。過去石川に2勝1敗の崔孝珠の起用も、予想外ではなかったという。
 田志希は梁夏銀と組むダブルスが強いため、東京五輪で申裕斌を抜擢して単複で使うかどうかは微妙。しかし、シングルス2点はアジアの強豪に分の悪い徐孝元から、崔孝珠にスイッチしてくるかもしれない。

 オーダーという点では、決勝の中国女子のオーダーは少々読みにくい。丁寧と劉詩ウェンが単複、陳夢がシングルス2点という準決勝のオーダーは、石川曰く「予想していたオーダーとは全然違っていたし、ペアも違っていた」という。

 今日の夜19時スタートの女子団体決勝。日本女子のオーダーは、これまでどおり石川/平野のダブルスに伊藤のシングルス2点で、平野を3番に使うだろう。中国は腰を傷めた丁寧は欠場する可能性が高く、ジャパンオープンで優勝した劉詩ウェン/陳夢の単複に、孫穎莎がシングルス2点か。2番で伊藤と孫穎莎のライバル対決が実現すれば興味深い。

 日本女子としては、準決勝で平野に「爆発力」が戻ったのは心強い。「全部思い切って攻めることができたし、迷わずプレーできた」と試合後の平野。試合巧者の田志希が、そのテクニックを披露することすらできずに敗れ去った。回り込んでバッククロスに打ち抜くカウンターのシュートドライブは、「ハリケーン・ヒラノ」の代名詞。決勝でも中国の厚い壁に風穴を空けてほしい。