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速報・現地リポート

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世界ジュニア選手権大会

 写真は男子ダブルス決勝後の表彰式の様子。最初に行われた混合ダブルス表彰で、大型ビジョンに映し出されたのは、3枚の五星紅旗を従えて昇っていく日の丸。流れ出す君が代のメロディ……それはなんと「歌付き」だった。表彰式で歌入りの国歌を聞くのは初めてだ。

 そういえば、大会の4日目くらいのこと。メディアシートにいた「卓レポ.com」の佐藤さん(世界ジュニア取材歴ほぼ10年)と私のところに、表彰式の準備をしている組織委員会の女性が「日本の国歌はこれでいいのか、チェックしてもらえる?」と言ってきた。ものの数秒聞いて「OK!」と言ってしまったが……あれは前奏だったのかもしれない。なかなか貴重な体験でした。

 とにもかくにも、コラートの夜空(屋内ですけど)に君が代はみたび流れた。今大会の獲得タイトル数は、日本が「3」、中国が「4」。男女団体のタイトルを獲得することはできなかったが、個人戦に入ってからの日本チームは、完全に中国を圧倒していた。男子シングルス2回戦で戸上隼輔が徐英彬に勝ってから、会場全体の雰囲気が変わり、各種目で中国勢を破るチームが現れた。世界ジュニアという大会の歴史の中で、ひとつの転換点に成り得る大会かもしれない。

 ……普段ならこのあたりで速報を締めるところですが、大会で見つけた有望選手やナーコンラーチャシーマー卓球クラブとの交流など、もう少し続きます。