●女子シングルス5回戦
小塩(JOCエリートアカデミー) 6、5、8、13 奥下(日本大)
女子シングルス5回戦、最初にコートに入った8試合で最も早く終わった試合で、中学2年生の小塩が初のランク入りを決めた!
対戦した奥下はフォア表ソフトの前陣攻守型。フォアのカット打ちは非常に安定していたが、小塩の大きく曲がるバックカットにミスが多くなる。表ソフトから放たれるスマッシュも確実に拾い、連戦の疲労も見せずに涼しい顔で戦い抜いた小塩。世界ジュニア準優勝の実績を考えれば、初ランクも驚くには当たらないが、実に恐るべき14歳だ。
「普通のカットを打つのは苦手ではないですが、あれだけ横回転が入ったバックカットをする人があまりいないので、対応できなかった部分がある」と試合後の奥下。大学1年時以来のラン決となった学生卓球界の実力者は、またもランク入りの夢かなわず。