●混合ダブルス2回戦
森薗政崇・伊藤美誠(BOBSON・スターツ) 8、7、7 神京夏・松本静香(愛知工業大)
張本智和・長崎美柚(木下グループ・JOCエリートアカデミー/大原学園) 9、5、5 横谷晟/浅井一恵(愛工大名電高・桜丘高)
鹿屋良平・古川聖奈(リコー・トプコン) 9、3、8 松島輝空・丸怜央奈(木下グループ・立命館大)
大会初日の最終ラウンド、混合ダブルス2回戦は早くもシードペアが登場。昨年度優勝の森薗・伊藤、準優勝の張本・長崎が初戦を迎え、ともにストレート勝ちで3回戦に駒を進めた。一方、注目の小学6年生・松島と正智深谷高OGの丸のペアは、社会人の鹿屋・古川ペアにストレートで敗れている。
森薗・伊藤はいきなり上下とも真紅のウェアに身を固めて登場。神・松本ペアに1・2ゲームとも中盤でリードされながら、森薗の粘りと伊藤の決定力が光った。「目の前の1試合を勝ち切るのみです。明日もしっかり楽しみたい」という伊藤に対し、森薗は「ぼくは緊張しっぱなしなんですけど、楽しませてもらいたいです」と苦笑いでコメント。
伊藤はさらに「森薗くんはヒーヒー、ブーブー言ってるので私は落ち着こうと思うし、いつも真面目だから不真面目にやろうと思いますね」と畳みかける。しかし、出足から常に全力、抜かれたと思ったボールにも必死で飛びつく森薗のプレーが、伊藤のパフォーマンスを高めているのは間違いない。やはりこのペアは強い。
張本・長崎ペアは、張本がJOCエリートアカデミーから卒業したことで練習量が大きく減った。大会前は計2回、それぞれ1時間ほどプレーを合わせただけだったというが、世界のトップ選手の地位を確立した張本と、昨年12月の世界ジュニアで日本人初の女王に輝いた長崎。個々の成長と男女ダブルスでの経験値をミックスに落とし込み、昨年逃したタイトルを狙う。