●ジュニア女子1回戦
張本(木下グループ) 8、−10、1、5 橋本(敦賀高)
小塩(石田卓球クラブ) 5、5、7 増田(JUPIC)
ジュニア女子1回戦、張本美和と小塩悠菜がともに1回戦を突破した。ふたりとも小学5年生だが、生年月日の差で小塩が今大会の女子最年少プレーヤーだ。
張本は異質攻守の橋本に2ゲーム目を落とし、やや硬さも見られたが、ラリー戦でのバックハンドの威力と安定性でしっかり勝ち切った。
一方、小塩はかつての中国式ペンカット型に近い変則グリップから、フォアスマッシュと裏面打法を繰り出し、レシーブからのラリーではシェークに持ち替えてカットも操るという独特なスタイル。しかもペングリップの時はフォア表、カットに持ち替えた時はバック表になるという……。全日本初戦という緊張感を感じさせず、冷静なプレーを貫いて「大物感」を漂わせた。姉・遥菜もジュニア女子に出場しており、順当に勝ち上がればジュニア4回戦で張本と当たる組み合わせだ。