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速報・現地リポート

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全日本卓球選手権大会

●女子シングルス3回戦
中村真優美(鹿児島相互信用金庫) 4、9、8 小林りんご(宮古Jr.)

昨年の春に大正大から鹿児島相互信用金庫へ就職。日々、銀行の窓口でお客様対応をこなす忙しい毎日を送っている中村。
女子シングルスで3回戦を突破し、スーパーシードと当たる4回戦まで駒を進めた。
中村にとって全日本はもちろん大切な試合だが、1年を通すと10月に控えた鹿児島国体が本番だろう。そこに向けて少しでも試合をこなし、調子を上げていきたいのだ。

平日は週1回、土日も午前中の2時間だけしかできないが、「国体は自分が中心となって頑張りたい」と社会人1年目とは思えない責任感に関心させられる。
希望が丘高、大正大で培ったチームワークの見せ所だ。

「正直、練習はもっとやりたいとは思います。社会人選手権と実業団選手権で負けた時に足が動かなくて『もっと練習したい』と感じました。でも限られた時間の中で実力をキープしたり、向上したりしていかないとダメですね。
 全日本前は母校に練習に行かせてもらったし、平日も上司の鹿屋圭太さんにやってもらったりして、週2で練習できました。それでも試合勘がないので、初戦は0−2の5−9まで追い込まれてしまって、なんとか逆転できましたが、こういうのは試合をしないと感覚が戻らない。
国体まではもう少し意識を高く、打球練習ができない時はトレーニングもして、頑張りたいです」(中村)

もともとは福岡生まれの中村は地元の希望が丘高に進学し、その後は東京の大正大へ。社会人になって再び九州に戻った形だ。
「同じ九州でも鹿児島は言葉のイントネーションが違いますね。いいところですよ。火山灰は降りますけど・・・(笑)」

1年をかけ、戦う舞台。鹿児島国体は10月24日からスタートする。