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速報・現地リポート

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全日本卓球選手権大会

●ジュニア女子決勝
大藤沙月(ミキハウスJSC) 8、2、11 小塩遥菜(JOCエリートアカデミー)

破竹の進撃を続けてきた小塩の変化カットを見事に受け止め、中学3年の大藤沙月がジュニア初優勝!

強引にフォアドライブを連打すると強烈な変化をつけられる小塩のカットに対し、大藤は軽打、軽打からのバックサイドへのスマッシュ、フォアサイドを切る厳しいコースへのドライブで対応。2ゲーム目は9−0でリードを奪うなど、一方的な展開になった。3ゲーム目は競り合ったが、最後まで小塩に変化をつけさせない、柔軟なカット打ちが光った。昨年は大会での成績がやや伸び悩み、世界ジュニアの代表からも外れたが、やはり天性の素質は並外れたものがある。

小塩としては、大藤が軽くつないできたボールに対し、攻撃を仕掛けることができなかった。力攻めの相手には強いが、大藤のように低く丁寧につないでくる相手に対し、どのように仕掛けてペースを崩していくか。課題が明確になった一戦だった。今日は一般シングルス4回戦に出場し、一般でも上位を狙う。
  • 軽打を打ち続けてチャンスを作り、決定打に結びつけた大藤

  • 小塩は強烈な変化カットを封じられた

  • 優勝を決めても至ってクールな大藤サン。ここは通過点か

  • 表彰台では少しだけ笑顔。今後の成長が楽しみだ