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全日本卓球選手権大会

●女子シングルス準々決勝
石川佳純(全農) 7、8、−9、7、8 芝田沙季(ミキハウス)
早田ひな(日本生命) 6、6、2、6 佐藤瞳(ミキハウス)

女子シングルス、残る2試合は石川と早田が勝利。準決勝は伊藤対早田、石川対橋本という組み合わせになった。

石川は芝田に対してバック対バックで優位に立ち、芝田に回り込ませず。3ゲーム目に6−1のリードから6−10と逆転され、このゲームを落としたが、「その次をしっかり取れたのは大きい」と試合後のコメント。「先に打たれる展開だったけど、少し距離を取って押し返そうと思って、そのとおりのプレーができた。出足からリードして試合を進められたので、気持ちの部分では楽でした」(石川)。

一方、早田は得意のカット打ちで佐藤にストレート勝ち。ミドルへ回転量の多いドライブを集め、チャンスボールはスマッシュも交えて広角に強打した。「早田さんは高校時代は決定打もドライブで、対応しやすい部分があったけど、今はスマッシュもあるのでやりにくさがある」と試合後の佐藤。より前陣でのカットプレーへのモデルチェンジを計り、積極的に攻撃も混ぜた佐藤だったが、まだ攻撃からの展開は未完成の部分が多く、今後の伸びしろだろう。「攻撃はもっと相手をよく見て打てるようにならないといけないですね」と試合後に語った。
  • バックで優位に立った石川

  • 佐藤のカットを打ち抜いた早田

  • 芝田は1ゲームを奪うに留まる

  • 佐藤、攻撃も早田には効かず