スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

全日本卓球選手権大会

●男子シングルス準々決勝
戸上隼輔(野田学園高) 5、9、8、10 丹羽孝希(スヴェンソン)  

男子シングルス準々決勝、高校3年生の戸上隼輔と宇田幸矢が「下克上」の準決勝進出!!

戸上は出足から、迷わず振り抜く強烈なバックドライブを連発。丹羽のフォアサイドを目にも留まらぬ速さで駆け抜け、さすがの丹羽もカウンターで狙えない。レシーブでは回転量の多いチキータと高速チキータを使い分け、丹羽を揺さぶる。2ゲーム目、丹羽が9−8とリードした場面で戸上のバックドライブがエッジになり、ここを戸上が11−9と逆転で奪ったのが大きかった。

ゲームカウント3−0とリードした4ゲーム目、戸上もさすがに勝利を意識するかと思われたが、3−7、4−8、7−10とリードを許しながらも戸上は冷静だった。10−10に追いつき、下回転系サービスでエースを奪ってマッチポイント。最後は戸上のレシーブドライブに、丹羽のカウンターが大きくオーバーして決着!

野田学園、高校3年での快進撃。かつての吉村真晴を彷彿とさせる戸上の勢いだ。ベンチに入った橋津文彦監督は「戸上とは真剣にチャンピオンを狙おうと言ってきました。(高3での快進撃ですが?)智和がいるから真晴の時より壁は高い」と語る。しかし、最後に「イメージはあります」とも。野田学園の師弟コンビ、再び全日本に旋風を巻き起こすのか?

★丹羽孝希・試合後のコメント
「相手のサービスがうまくレシーブできなかった。ぼくも向かっていく気持ちで戦ったけど、相手の勢いを止められなかったです。2ゲーム目を落として気持ち的にも落ち込んでしまった。
 相手のチキータがうまくて、自分の展開を作れなかった。戸上選手はワールドツアーを見ても、あのくらい強いので想定はしていたけど、もっと自分が良いプレーをしないと勝負にならない。なるべくチキータしないで、フォアでレシーブしようと思ったけど、ストップがうまくいかなくて甘いレシーブになってしまった」
  • カミソリドライブが炸裂の戸上

  • 1ゲームが遠かった丹羽

  • 準決勝は張本との対戦だ

  • 丹羽、今大会はベスト8止まり