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中国リポート

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★★★ 2009中国卓球クラブ超級リーグ・男子第2節 ★★★

[上海明園-金海洋集団 3-0 覇州海潤-温泉城]
○王励勤 -4、6、11、3 李静
○許シン 8、10、9 ジャン健
○許シン/張洋 -6、5、-7、7、9 李静/尚坤

[錦州銀行 3-2 浙商銀行]
 徐輝 -6、-3、-1 馬琳○
○雷振華 7、9、7 張ユク
○徐輝/ジャイ一鳴 -6、7、-5、10、12 張ユク/張超
 雷振華 -2、-4、-6 馬琳○
○ジャイ一鳴 9、5、-9、-4、6 張超

[寧波北侖海天 3-0 江蘇英太青-南体]
○唐鵬 9、-8、10、-9、8 陳杞
○馬龍 9、3、7 單明杰
○呉ハオ/崔慶磊 8、10、-11、4 單明杰/林晨

[山東魯能-中超電纜 3-1 四川全興]
○張継科 9、12、11 ハオ帥
○江天一 9、7、7 邱貽可
 柳洋/方博 -8、-8、-8 ハオ帥/王建軍○
○張継科 -4、-9、6、7、6 邱貽可

[八一工商銀行 3-1 海寧皮革城鵬翔]
 李陟 -2、-8、8、-11 侯英超○
○王皓 -8、5、5、7 李平
○徐克/楊暁夫 7、2、7 李平/陳剣
○王皓 7、3、-8、6 侯英超

 09超級リーグの男子第2節は上記のような結果となった。上海、寧波、錦州の3チームが全勝を守った。
 お気づきの方もいると思うが、昨シーズン優勝の上海冠生園が新たに山西金海洋能源集団(山西省朔州市)をスポンサーに迎え、チーム名も正式に「上海明園-金海洋集団」となった。山西金海洋能源集団は石炭の精製、発電などを行う巨大企業だ。メンバーも監督も変わらず、スポンサーが変わるだけであり、超級リーグにあってはさほど珍しいことではない。しかし、中国随一の経済都市・上海にあって、超級リーグの昨年の優勝チームのスポンサーが替わるとは、少々寂しい話ではある。これで山西省は女子の山東魯能・路安集団、山西大土河華東理工、大同雲崗・雁北賓館と合わせて、男女超級リーグで4つのクラブを抱えたことになる。上海明園-金海洋集団も、第1ステージの18試合のうち6試合が山西省の太原市、朔州市などで行われる。

 第2節では、馬琳率いる浙商銀行が早くも黒星。エース馬琳が確実に2点を奪いながら2-3で敗れるというのは、選手層の厚い超級リーグではよく見られるパターンだ。浙商銀行は馬琳のワンマンチーム、というほどではないが、ダブルスの得点力を高めることが優勝への必須条件になる。寧波北侖海天は、トップで唐鵬が陳杞を下し、江蘇英太青-南体にストレートで完勝。寧波北侖海天の劉国棟監督は「試合前は、唐鵬が陳杞に勝てるとは思っていなかった。これまで陳杞にはかなり分が悪かったからね。今日はレシーブが良かった」とコメント。昨シーズンは新エースの馬龍に加え、2番手に呉尚垠(韓国)を配した寧波北侖海天。唐鵬の活躍次第では、昨シーズンの3位を上回ることも夢ではない。

 09超級リーグ第3節は5月30日(土)に開催。男子の注目カードは上海明園-金海洋集団 vs. 八一工商銀行。総合力では上海明園-金海洋集団が有利だが、王励勤と王皓という横浜大会男子シングルス決勝の再現が、どのような結果に終わるのか?!

Photo上:スポンサーの交替劇も何のその、単複で2点を挙げた許シン
Photo下:バック表ソフトの異質速攻型・唐鵬。前陣での両ハンド連打は見ごたえ十分だ