★★★ 2009中国卓球クラブ超級リーグ第2ステージ 男子第2・3戦 ★★★
◎男子準決勝第2戦 8.8
[浙商銀行 3-1 山東魯能-中超電纜]
○朱世赫 8、5、10 江天一
馬琳 5、-14、-7、5、-8 張継科○
○馬琳/張超 5、7、-7、1 方博/江天一
○朱世赫 -6、7、8、-6、9 張継科
※浙商銀行が決勝進出!
[上海明園-金海洋集団 3-0 寧波北侖海天]
○王励勤 10、8、8 馬龍
○許シン -7、7、-8、7、13 呉ハオ
○王励勤/高礼澤 9、10、9 呉ハオ/崔慶磊
※1勝1敗で第3戦へ
◎男子準決勝第3戦 8.9
[寧波北侖海天 3-1 上海明園-金海洋集団]
唐鵬 7、7、-8、-9、-6 許シン○
○馬龍 7、-10、10、7 王励勤
○呉ハオ/崔慶磊 -5、7、7、-9、9 王励勤/高礼澤
○馬龍 9、-12、8、6 許シン
※寧波北侖海天が決勝進出!
超級男子第2ステージ、決勝進出は浙商銀行と寧波北侖海天の2チームに決定した!
第1戦で朱世赫がシングルス2得点の浙商銀行は、この第2戦でも朱世赫を2点起用。そしてまたも朱世赫が2勝を挙げ、準決勝2試合で4得点を叩き出した。朱世赫を2点起用するオーダーについて、浙商銀行の陳健監督は「山東は若いメンバーで構成されたチーム。張継科はかなりカット打ちのレベルが上がっており、朱世赫とは互角の勝負だが、他の江天一・方博・柳洋はカットにはそう強くない。まず確実に1点、そしてあわよくば(張継科にも勝って)2点。そういう考えで、朱世赫を2点起用した」と述べている。山東魯能-中超電纜はエース張継科が2試合連続で馬琳を破り、4番でも第1戦でストレート負けした朱世赫と接戦を展開。第5ゲーム0-6と大きくリードされながら、9-10まで追いすがったが、あと一歩及ばず。
準決勝のもう一試合、寧波北侖海天と上海明園-金海洋集団の一戦は、寧波北侖海天が見事に昨シーズンのリベンジを決め、決勝に進出した。
第2戦で王励勤が馬龍をストレートで破って対馬龍戦の連敗をストップし、上海明園-金海洋集団が3-0で勝利して、第3戦へともつれたこの試合。劉国棟監督とともに入念に対策を練った馬龍が、2番で競り合いながらも王励勤を破り、寧波北侖海天が3-1で勝利を収めた。「第1戦で我々に0-3で完敗したにも関わらず、第2戦を3-0で取り返すというのは容易なことではない。上海は尊敬に値するチームであり、王励勤のプロ根性は見事なものだった。彼は我々のホームに来ても、夜の9時半まで練習に取り組んでいた」試合後、寧波北侖海天の劉国棟監督はこのように上海チームの健闘を讃えた。戦力的にはまったく互角だった両チーム。上海明園-金海洋集団としてはダブルスに王励勤/許シンを起用しなかったのが、やや惜しまれるが…。
決勝で対戦する2チームは、第1ステージの対戦では寧波北侖海天が3-1(第4節)、3-2(第13節)とともに勝利を収めている。浙商銀行はエース馬琳がなかなか馬龍に勝てなくなってきているが、ここ一番での馬琳の強さは折り紙付き。「馬琳を得た者が天下を制す」の格言はダテではない。馬琳と朱世赫が馬龍から1点をもぎ取ることができれば、浙商銀行が大きく勝利へと前進するだろう。一方の寧波北侖海天は、最後の切り札・荘智淵(チャイニーズタイペイ)の登場があるのか?
Photo上・中:馬琳(上)と馬龍(中)の「馬対決」。チームを勝利へ導くのは、経験の馬琳か、それとも若さの馬龍か?
Photo下:決勝のキーマンとなるのはこの人、朱世赫