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中国リポート

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 日本では昨年10月に公開され、新垣結衣さんと瑛太さんのW主演でヒットを飛ばした卓球映画『ミックス。』。富田多満子役を演じた主演の新垣さんは、本日24日に第60回ブルーリボン賞で主演女優賞を受賞することが発表された。おめでとうございます!

 『ミックス。』は中国でも公開予定。そのまま中国語に訳すると『混合双打』という、ただの種目名みたいになってしまうので、中文題(中国語のタイトル)は『恋愛回旋』。「恋は巡る」みたいな感じでしょうか。新垣さんは中国でも人気があるそうなので、ぜひヒットしてもらいたい。
 
 そして、この『ミックス。』を自らの微博(ウェイボー/マイクロブログ)の中で取り上げているのが、92・96年五輪女子2連覇の小さな女王、鄧亜萍(デン・ヤピン)だ。下記のような文章とともに、『ミックス。』のポスターやビジュアルをアップして話題となった。
 「一部の卓球をテーマにした映画は、映画を通して卓球を理解できるだけでなく、あきらめずに夢を追いかけることの大切さを感じさせてくれる。これからは中国でも、より多くのスポーツをテーマにした映画が公開されるようになってほしい。そしてスポーツを宣伝すると同時に、スポーツマンシップの一要素である目標に向かって努力、奮闘するという精神を伝えていってほしいと思います」

 スポーツコメディの『ミックス。』とは少々ズレた文章なので、女王もまだ映画の内容は知らない様子。もちろん『ミックス。』も、「スポ根」の要素はゼロではないですが。
 映画『ミックス。』は、中国の人たちが見ても十分楽しめるはず。唯一気になるのは、作中で登場する中華料理店・楊楊苑の中国人店員、楊(蒼井優さん)&張(森崎博之さん)を見た時の「本場」の観客の反応。楊さんの「ラー油まいとけ!」という迷言は、戸口で塩を撒くという日本の風習を知らないと、何のことだかわからないかもしれない……。
  • 鄧亜萍の微博の投稿。映画の内容とはあまり関係ないです