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中国リポート

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★2017−2018 中国卓球クラブスーパーリーグ 男子最終順位
1   山東魏橋・向尚運動   14勝4敗
2   八一大商        12勝6敗
3   山東魯能        12勝6敗
4   覇州海潤        11勝7敗
5   天津権健        11勝7敗
6   深圳宝安明金海     10勝8敗
7   安徽朗坤        8勝10敗
8   上海中星        6勝12敗
9   江蘇中超電纜・利永   5勝13敗
10  四川長虹        1勝17敗

 2月10日、2017−2018シーズンの中国卓球クラブスーパーリーグ・男子は、第1ステージの最終節となる第18節が開催された。プレーオフが行われず、第1ステージの結果のみで順位を決定する今シーズン、山東魏橋・向尚運動が14勝6敗で単独トップとなり、初優勝を決めた。

 昨シーズンは馬龍・閻安・林高遠・薛飛というメンバーで優勝候補筆頭と言われながら、プレーオフ準決勝で覇州海潤に敗れて3位に終わった山東魏橋。今シーズンはエース馬龍が天津にレンタル移籍し、甲Aリーグの珠海索卡から左腕の夏易正(17年全中国運動会ベスト8)を補強したものの、大幅な戦力ダウンと見られていた。
 しかし、開幕から6連勝を飾ると、下位チームに取りこぼすことなく手堅く首位をキープ。優勝目前の第16節で山東魯能に0−3、第17節で八一大商に1−3と初の連敗を喫して足踏みが続いたが、最終節の対戦相手は最下位の四川長虹。万が一の事態に備え、エース林高遠を3番ダブルスと5番に配するオーダーで、3−0で勝利した。山東魯能時代に張継科らを育て、退職後に招かれて山東魏橋の指揮を執る尹霄(イン・シャオ)監督の存在も大きかった。

 2位の八一大商は、エース樊振東が敗れるとチームも敗れるという試合が多かった。最終の第18節では、樊振東が梁靖崑にストレートで敗れ、チームも1−3で敗れている。3位の山東魯能は方博・張超・劉吉康というメンバーで、順位は実力どおりか。そして馬龍の獲得で話題を集めた天津権健は、2番手であるカットの馬特もシングルス通算8勝5敗と健闘したものの、結局5位で今シーズンを終えている。
  • 山東魏橋を優勝に導いた林高遠(写真は15年シーズン)