ヨーロッパチャンピオンズリーグ 女子決勝第1戦
4/11 [
ヘーレン 3-1 クロッパッハ]
※左側のチームがホーム
4月11日に、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)女子決勝第1戦の再試合が行われた。これは3月7日に女子決勝第1戦で、単純な連絡ミスにより国際審判員が会場に現れず、急遽ドイツ人審判員が代役を務めるという前代未聞の出来事があり、その試合に敗れたヘーレン陣営がETTU(ヨーロッパ卓球連合)に異議申し立てをして再試合となったもの。また、ETTUは再試合を行うことを決定したが、勝者のクロッパッハ陣営はこれを不服としてスポーツ仲裁所に第1戦の有効を訴えるなどコート外での戦いが繰り広げられていた。結局、クロッパッハの訴えは退けられ、再試合が4月11日に行われた。
この試合、勝ったのははじめに訴えを起こした
ヘーレン。トップでヨーロッパチャンピオンのリー・ジャオが、“幻の第1戦”で2点獲りの活躍を見せたクロッパッハの朱芳を破ると、続く王晨が呉佳多をゲームオールで撃破。倪夏蓮はトートに敗れたが、4番で再び回ってきたリー・ジャオが呉佳多に快勝して勝負を決めた。
再試合になり勝者が変わった女子決勝第1戦。ヘーレンのマネージャーであるレネ・ダニエルは「両クラブの友好関係が損なわなければよいのだが…」と危惧しているが、はたしてどうか。また、ヨーロッパクラブNO.1を決める決勝戦に出場した6名のうち、中国選手・中国帰化選手が実に5名。純粋なヨーロッパ人選手はトートのみというのも何とも寂しい話だ。
4/11 [
ヘーレン 3-1 クロッパッハ]
リー・ジャオ -8、9、6、9 朱芳
王晨 -5、3、7、-10、9 呉佳多
倪夏蓮 -7、-9、-7 トート
リー・ジャオ 9、4、9 呉佳多