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欧州リポート

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 2月4~5日にフランス・リヨンでヨーロッパのトップ選手12名で競い合う大会・ヨーロッパトップ12が開催され、オフチャロフ(ドイツ)と呉佳多(ドイツ)が優勝した。大会43年の歴史の中で同じ国からのチャンピオン誕生は今回で4度目という。

 オフチャロフは予選でトキッチ(スロベニア)とシュラガー(オーストリア)を下し1位通過。準決勝では陳衛星(オーストリア)を4-2で、決勝ではスカチコフ(ロシア)を4-0のストレートで下し、予選から負けなしの全勝で優勝を決めた。過去4年連続で準々決勝敗退で敗退していたオフチャロフは試合後にこうコメントを残した。
「ぼくのキャリアの中でも大きな勝利です。トップ12のタイトルをぼくの優勝リストに加えられてとてもうれしい。この勝利で自分が順調に良い方向に進んでいることがわかりました。1月中の調整がとてもうまく行ったと思います。カタールオープンに向けての準備もできています。もちろん今年前半の大きな目標はドイツでの世界選手権です」。

 一方の呉佳多は予選の第1試合で倪夏蓮(ルクセンブルク)に敗れ予選を2位通過と苦しいスタートとなった。しかし、決勝トーナメントでは準々決勝でサマラ(ドイツ)を4-3、準決勝でVi.パブロビッチ(ベラルーシ)を4-2で破り決勝に進出。決勝ではオランダのカット主戦型・リー・ジエを4-3で破り優勝を決めた。
「とてもうれしいです。シュトゥットガルトのヨーロッパ選手権(2009年)で優勝した時と同じ気分です。(今大会は)とても苦しい戦いでしたし、今日は全く違った戦い方をしなくてはならない3試合でした」(呉佳多)

【ヨーロッパトップ12】
●男子
優勝:オフチャロフ(ドイツ)
準優勝:スカチコフ(ロシア)
3位:陳衛星(オーストリア)、サムソノフ(ベラルーシ)

● 女子
優勝:呉佳多(ドイツ)
準優勝:リー・ジエ(オランダ)
3位:倪夏蓮(ルクセンブルク)、Vi. パブロビッチ(ベラルーシ)