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欧州リポート

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★TTBL 2011-2012 リーグ戦男子順位
1. ザールブリュッケン(15勝3敗)
2. ボルシア・デュッセルドルフ(13勝5敗)
3. フルダ・マーバーツェル(10勝8敗)
4. オクセンハオゼン(10勝8敗)
↑↑↑ 上位4チームはプレーオフ進出 ↑↑↑

5. ブレーメン(10勝8敗)
6. ハナウ(7勝11敗)
7. グレンツァオ(7勝11敗)
8. ルールシュタット・ヘルネ(6勝12敗)

↓↓↓ 下位2チームは2部へ降格 ↓↓↓
9. フリッケンハオゼン(6勝12敗)
10. プリューダーハオゼン(6勝12敗)

 4月22日、ドイツ・TTBL(Tischtennis Bundesliga/ブンデスリーガ男子1部)の第18節が行われ、10チームがホーム&アウェーで2回対戦するリーグ戦を終了した。

 リーグ戦を1位通過したのは、シュテガー(ドイツ)、モンテイロ(ポルトガル)、トキッチ(スロベニア)と渋い実力者を揃えたザールブリュッケン。ストレートで勝利した試合は多くないが、2番手のモンテイロが16勝2敗、3番手のトキッチが16勝5敗と抜群の成績で、エースのシュテガーをもり立てた。
 2位のボルシア・デュッセルドルフは、地元ドイツでの世界団体選手権、そしてロンドン五輪を控えるボルが後半戦2試合のみの出場だったが、2位につけたのは予定どおりだろう。

 3位のフルダ・マーバーツェルは、カットの王熹(ワン・シ/中国)が開幕戦からの15連勝を含む28勝5敗と大車輪の活躍。プレーオフ進出の立役者であり、この男がもしいなかったら、フルダは一気に降格圏内まで落ちてしまう。46歳のワルドナーは20試合に出場して健在ぶりを示したが、6勝14敗は少々寂しい成績だ。
 4位のオクセンハオゼンは、後半戦でエースのアポローニャ(ポルトガル)が故障で戦線を離脱しながら、前半戦(3勝6敗)の出遅れを取り戻し、後半戦だけで7勝を挙げた。3番手スカチコフがポイントゲッターとして活躍し、「3番手のプレーが勝利のカギを握る」のが、やはりブンデスリーガの鉄則か。

 日本から参戦した松平賢二(フリッケンハオゼン)と岸川聖也(ルールシュタット・ヘルネ)の最終成績は、松平が12勝15敗、岸川が3勝2敗。松平は開幕から6連勝を記録しながら、その後は成績が伸びず、それに従ってチームの成績も急降下。結局9位で2部降格となってしまった。一方、岸川は5試合の出場に留まったが、出場した試合は確実に勝利に貢献。低空飛行だったルールシュタット・ヘルネは8位で際どく残留を決めた。
 また、フリッケンハオゼンのセカンドチームから1部に出場した吉田雅己(青森山田高)が1部で3勝を挙げている。

 ドイツ・TTBLのプレーオフは、準決勝第1戦のボルシア・デュッセルドルフ対フルダ・マーバーツェルが明日の4月28日、オクセンハオゼン対ザールブリュッケンが4月29日に行われる。

Photo:上からモンテイロ(ポルトガル)、スカチコフ(ロシア)、松平賢二