スマホ版に
戻る

欧州リポート

トップニュース欧州リポート

4/18 [デュッセルドルフ 6-1 プリューダーハオゼン]
4/20 [ヴュルツブルグ 3-6 ブレーメン
4/20 [ユーリッヒ 3-6 グレンツァオ
※左側のチームがホーム


 4月18・20日にドイツ・ブンデスリーガ最終節が行われた。前節で格下相手に敗北を喫したデュッセルドルフの水谷は、18日のプリューダーハオゼン戦にシングルスのみの出場。何とか勝利して名誉挽回をはかりたいところだったが、スウェーデンの中堅選手・モリーンにまさかの敗退。屈辱の2連敗となってしまい、20日に行われた最終試合では出番がなかった。

 一方、2番手での出場で格上選手との対戦が続きながらも勝率5割以上をキープしている岸川(ブレーメン)は、単1勝1敗、複1勝でまとめ、今季は通算成績で単複ともに勝ち越すという活躍ぶり。最終戦でも譚瑞午(クロアチア)にあと一歩のところまで迫るなど、力をつけてきている。また、チームはヴュルツブルグに勝利し、順位を上げた。

 ユーリッヒの高木和の今季最終戦はグレンツァオとの対戦。岸川同様、こちらも2番手での出場が多く苦しんだシングルスだが、格上のブラシュチック(ポーランド)に見事勝利した。今季、シングルスではなかなか勝ち星を挙げることができなかった高木和だが、ロスコフとのダブルスではランキング1位を獲得。インターハイでは水谷(当時・青森山田高)と組んで2連覇を達成しているように、サウスポーとの相性が良いのかもしれない。ユーリッヒは、今季9位で降格が決定した。

 4月20日の試合をもって、レギュラーシーズンが終了した。1位は大本命のデュッセルドルフ。ドイツ代表の主力に加え、コルベル(チェコ)と水谷という圧倒的な戦力で勝ち星を重ねた。2位はフリッケンハオゼン。大ベテランの馬文革(中国)が終始好調をキープ。バウム(ドイツ)とのダブルスではランキング2位、シングルスでは一時はトップを走るなど、助っ人として最高の活躍をした。3位は引き分けが8試合と着実に得点を重ねていったオクセンハオゼン。クリサン(ルーマニア)、梁柱恩(中国語香港)を中心に、チーム全員が安定した成績を残した。そして4位はスウェーデンのゴールデンコンビ・ワルドナーとパーソンがいるフルダ・マーバーツェル。ベテランらしいスロースターターというべきか、出だしこそなかなか勝てなかったが、徐々に勝ち星を積み上げ、最終戦では敗れたものの何とか4位をキープした。
 プレーオフ進出チームは以上の4チームに決定。準決勝はホーム&アウェー方式で試合が行われ、勝者が決勝に進出する。

日本人選手の成績
●水谷隼
4/18 対プリューダーハオゼン
水谷 -9、10、-10、-8 モリーン

通算成績
シングルス:5勝8敗
ダブルス:4勝6敗

●岸川聖也
4/20 対ヴュルツブルグ
ケーン/岸川 7、-9、6、4 凌偉超/カイナット
岸川 8、5、-7、-12、-10 譚瑞午
岸川 9、3、8、6 カイナット

通算成績
シングルス:19勝16敗
ダブルス:11勝6敗

●高木和卓
4/20 対ブレーメン
Dimmig/高木和 -5、-4、-5 パベルカ/フェイヤー-コナート
高木和 7、-7、1、5 ブラシュチック
高木和 -10、-9、-1 フェイヤー-コナート

通算成績
シングルス:10勝22敗
ダブルス:13勝5敗

最終順位
1位:デュッセルドルフ(15勝2敗1分)
2位:フリッケンハオゼン(12勝3敗3分)
3位:オクセンハオゼン(8勝2敗8分)
4位:フルダ・マーバーツェル(10勝7敗1分)
5位:グレンツァオ(10勝7敗1分)
6位:ブレーメン(7勝11敗)
7位:ヴュルツブルグ(4勝8敗6分)
8位:プリューダーハオゼン(4勝10敗4分)
9位:ユーリッヒ(3勝11敗4分)
10位:ゲナン(1勝13敗4分)