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ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子決勝
5/2 [ニーダー・オーストリア 3-0 シャルロワ]
5/6 [シャルロワ 2-3 ニーダー・オーストリア
※左側のチームがホーム


 ヨーロッパ最強クラブ決定戦、ヨーロッパチャンピオンズリーグ07-08王者がついに決定した。
 昨年と同じ組み合わせとなった決勝第1戦は5月2日、ニーダー・オーストリアのホームで行われた。昨年は助っ人選手の侯英超(中国)が決勝の2試合で4失点するという大誤算で敗れたニーダー・オーストリアだが、今年の助っ人選手はアテネ五輪王者の柳承敏(韓国)。その柳承敏はトップでスミルノフ(ロシア)との接戦をものにすると、シュラガー、陳衛星(ともにオーストリア)も競り合いに勝ち、ニーダー・オーストリアはストレートで先勝した。

 決勝第2戦は王者シャルロワのホームマッチ。もう1失点も許されない王者はトップでエースのサムソノフ(ベラルーシ)が陳衛星を下すも、2番でスミルノフが柳承敏に敗れ、万事休す。この時点でニーダー・オーストリアの優勝が決まった。
 3番以降は何とか意地を見せたい“元王者”と、勝って優勝に花を添えたい“新王者”のプライドが激突する戦いに。3番はシュラガー(オーストリア)が勝利し、ニーダー・オーストリアが勝利へ王手をかけるが、4番はサムソノフが意地のプレーで柳承敏を撃破。2-2となり、決勝戦にふさわしい好ゲームとなったが、ラストは新王者の勢いが勝り、陳衛星がスミルノフを下し、ニーダー・オーストリアは文句なしの優勝となった。

 見事に昨年の借りを返して優勝したニーダー・オーストリア。来季は柳承敏が移籍することが決まっており、大幅な戦力ダウンは否めないがチャンピオンチームの名に恥じない戦いを見せて欲しい。また、連覇を逃したシャルロワだが、7年連続の決勝進出は立派の一言。来季は8年連続の決勝進出、そして王座復権を目指す。


5/2 [ニーダー・オーストリア 3-0 シャルロワ]
柳承敏 6、8、-8、-8、4 スミルノフ
シュラガー 4、-7、8、9 サムソノフ
陳衛星 9、-8、9、-1、4 J.セイブ

5/6 [シャルロワ 2-3 ニーダー・オーストリア
サムソノフ -8、3、4、10 陳衛星
スミルノフ -6、-6、8、-5 柳承敏
J.セイブ -8、-7、-9 シュラガー
サムソノフ 7、-9、-8、2、10 柳承敏
スミルノフ 11、-6、-9、-8 陳衛星