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欧州リポート

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 7月11~20日、イタリアのテルニでヨーロッパユース選手権が行わた。各国が共同してジュニア以下の強化策を進めているヨーロッパらしく、アジアにおける中国のように金メダルを独占するような国は現れず、全12種目で8カ国が金メダルを分け合う形となった。そんな中、女子カデット種目のP.ゾルヤ(ドイツ)が2冠、女子ジュニア種目のペソツカ(ウクライナ)と、男子ジュニア種目ではドリンコール(イングランド)が3冠を獲得した。

 女子カデットで2冠を獲得したP.ゾルヤは、07年世界ジュニアベスト4に入ったA.ゾルヤの妹。国内ではA.ゾルヤに匹敵するかそれ以上のセンスがあると評判の選手だ。
 女子ジュニア3冠のペソツカは、06年ヨーロッパユース選手権カデットの部でも3冠を達成しており、今回ジュニアになってもその力を見せつけた。特に団体戦決勝トーナメントでは全試合で2得点を挙げる絶対的な存在としてチームを引っぱった。
 そして男子ジュニア3冠のドリンコール(イングランド)。05年ヨーロッパユース選手権カデットの部シングルスで優勝し、注目を浴びたドリンコールは、すでにイングランド代表として世界選手権にも出場している。2012年ロンドン五輪でのメダル獲得を目指して、中国合宿なども行っているが、その成果が着実に現れてきているようだ。

各種目の優勝者(組)は以下のとおり 

〈カデット種目〉
●男子団体:フランス
●女子団体:ルーマニア
●男子シングルス:エバンス(イングランド)
●女子シングルス:P.ゾルヤ(ドイツ)
●男子ダブルス:インデヘルベルグ/ロッソム(ベルギー)
●女子ダブルス:P.ゾルヤ/ジルス(ドイツ)
●混合ダブルス:ローレンツ/ガスニエ(フランス)

〈ジュニア種目〉
●男子団体:フランス
●女子団体:ウクライナ
●男子シングルス:ドリンコール(イングランド)
●女子シングルス:ペソツカ(ウクライナ)
●男子ダブルス:ドリンコール/ナイト(イングランド)
●女子ダブルス:ペソツカ/バラゾワ(ウクライナ/スロバキア)
●混合ダブルス:ドリンコール/コロジャジナヤ(イングランド/ロシア)