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欧州リポート

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 今季からドイツ・ブンデスリーガに参戦する松平健太(青森山田高)のデビュー戦が9月6日に行われた。松平が所属するのは、昨季2位のフリッケンハオゼンと昨季8位のヴュルツブルグが合併して生まれたフリッケンハオゼン・ヴュルツブルグ。

 開幕戦はアウェーで、昨季4位でワルドナー(スウェーデン)のいるフルダマーバーツェルが相手だ。1番でシュテガーが王熹を、2番で譚瑞午がスベンソンを、ともにストレートで下して、フリッケンハオゼン・ヴュルツブルグの絶好の流れの中、3番で松平が登場。相手はワルドナーで、新旧“天才”対決が実現。試合は松平が第1ゲームを5本で奪い、第2ゲームは12-14でワルドナーに返されたが、第3ゲームを12-10で奪うと、第4ゲームを6本で退けて見事に3-1で勝利。チームもストレートで勝利を収めた。
 1989・97年世界チャンピオン、92年バルセロナ五輪金メダリストのワルドナーはとうにピークを過ぎているとはいえ、まだまだそのテクニックは健在。そのワルドナーに翻弄されることなく、しかもブンデスリーガのデビュー戦で破ってしまうのだから、やはり松平のポテンシャルは底が知れない。これからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。

 また、7日に行われた試合では岸川と高木和が今季2戦目を迎えた。ブレーメンの岸川はゲナン戦の3番手でフィルスに勝利、1-3でチームは敗れた。ユーリッヒの高木和はオクセンハオゼン戦の3番手で登場するも、アポローニャに敗れ、チームも0-3で敗れた。

松平健太(フリッケンハオゼン・ヴュルツブルグ)
vs.フルダマーバーツェル
○松平 5、-12、10、6 ワルドナー
通算:1勝

岸川聖也(ブレーメン)
vs.ゲナン
○岸川 11、-7、5、4 フィルス
通算:2勝1敗

高木和卓(ユーリッヒ)
vs.オクセンハオゼン
 高木和 9、-4、-8、-5 アポローニャ○
通算:3敗