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欧州リポート

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 9月14日に行われたドイツ・ブンデスリーガの試合で、出場した日本人3選手が全員勝利を収め、チームの勝利に貢献した。
 日本人3連勝のトップバッターとなったのはブレーメンの岸川。アウェーで昨季王者のデュッセルドルフとの対戦で、苦しい戦いが予想されたが、岸川はエースとして起用されると2番でズース(ドイツ)に勝利。1番でヒールシャー(ドイツ)がオフチャロフ(ドイツ)をゲームオールで下したことも大きかったが、チームメイトが引き寄せた良い流れにうまく乗り、ストレートでの勝利でチームをさらに勢いづけた。ヒールシャー、岸川が勝利し、王手をかけた3番ではケーン(オランダ)がフレイタス(ポルトガル)に勝利。なんと3-0でデュッセルドルフを倒すという波乱を演じた。

 岸川につづいたのはユーリッヒ・高木和卓。今季は3試合してまだ未勝利と、苦しんでいる高木和はゲナン戦で3番手での起用。1番でドリンコール(イングランド)が敗れ、2番でロスコフ(ドイツ)が取り返して、1-1で迎えた重要な3番で登場した。相手は03年ヨーロッパカデット王者のフィルス(ドイツ)。開幕戦で荘智淵(チャイニーズタイペイ)を破るなど今季は好調なチョッパーを前にした高木和は、1ゲーム目を5本で取ると、続く2ゲームを連取してストレートでの今季初勝利。4番ではロスコフがゲームオールで勝利をもぎとり、ユーリッヒが3-1でゲナンを下した。

 日本人3連勝のトリを飾ったのは“マツケン”だ。プリューダーハオゼン戦の2番で登場した松平はセルビアの古豪・カラカセビッチと対戦。カラカセビッチもボールタッチが良い選手で“天才”と称されることもある選手だが、わずかに“日本の天才”が上回りゲームオールで勝利した。チームも譚瑞午(クロアチア)が2勝を挙げる活躍をみせて3-1で勝利した。

岸川聖也(ブレーメン)
vs.デュッセルドルフ
○岸川 11、10、6 ズース
通算:3勝1敗

高木和卓(ユーリッヒ)
vs.ゲナン
○高木和 5、8、6 フィルス
通算:1勝3敗

松平健太(フリッケンハオゼン・ヴュルツブルグ)
vs.プリューダーハオゼン戦
○松平 8、-14、-9、9、8 カラカセビッチ
通算:2勝