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欧州リポート

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 5月10日にECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子決勝第1戦が行われた。…と、その前に準決勝第2戦の結果をお伝えしなければならない。準決勝第2戦は4月17日に行われた。第1戦で荘智淵(チャイニーズタイペイ)の活躍でエヌボン(フランス)を破ったオクセンハオゼン(ドイツ)。第2戦では3-1で勝利し、決勝進出を決めた。エヌボンは2番で柳承敏(韓国)がクリサン(ルーマニア)を破ったものの、4番では棄権。また、3番で登場したクレアンガ(ギリシャ)がイェレル(スウェーデン)にゲームオール13本で敗れた。クレアンガはその直前に行われたフランスリーグで負ったケガをおしての出場だったが、結局さらに悪化してしまったようで、世界選手権を欠場することになってしまった。
 デュッセルドルフ(ドイツ)vs.シャルロワ(ベルギー)は3-1でデュッセルドルフが勝利。あとがない名門シャルロワの猛攻にあい、どの試合も競ったが、ドイツ代表を揃ったデュッセルドルフが貫禄を見せた。

 そして、ドイツ勢対決となった08-09シーズンのECL男子決勝。第1戦はデュッセルドルフのホームで行われた。1番はボルがクリサンを下し、2番は荘智淵がオフチャロフに勝利。互いのエースが1点ずつ取り、大事な3番ではズースがアポローニャをゲームオールで下し、デュッセルドルフが2-1とリード。続く4番は絶対的エース・ボルが登場するとあって、誰もがデュッセルドルフの勝利を確信したが、荘智淵相手に第1ゲームを17-19で落とすと、第2ゲームも9-11で競り負け、1-3で敗戦。世界戦を欠場したボルはケガをおしての強行出場となったが、やはり厳しかったようだ。2-2とタイに持ち込まれたデュッセルドルフは5番でオフチャロフがクリサンに敗れ、まさかの逆転負け。ドイツ・ブンデスリーガでは今季2戦2勝だが、この大舞台で思わぬ敗戦を喫した。

 決勝第2戦は5月17日に行われる予定。オクセンハオゼンがこのまま優勝へと突き進むのか、デュッセルドルフの逆転はあるのか。ヨーロッパNO.1のクラブチームが決まる。

●ECL男子決勝第1戦 ※左側のチームがホーム
5月10日
デュッセルドルフ 2-3 オクセンハオゼン
○ボル 4、-8、4、8 クリサン
 オフチャロフ -5、8、-16、9、-4 荘智淵○
○ズース -6、-10、9、8、5 アポローニャ
 ボル -17、-9、7、-7 荘智淵○
 オフチャロフ 3、-8、-12、-2 クリサン○