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欧州リポート

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★2011ヨーロッパユース選手権 7.15~24/ロシア・カザン

[ジュニア男子シングルス]●準決勝
Q.ロビノ(フランス) 10、8、-10、-7、5、9 ゴーズィ(フランス)
フロール(フランス) 6、9、17、4 ロレンツ(フランス)
●決勝 フロール 7、-5、-6、8、4、9 Q.ロビノ
[ジュニア女子シングルス]●準決勝
P.ゾルヤ(ドイツ) 10、11、10、8 マダラシュ(ハンガリー)
スッチ(ルーマニア) 10、-11、-8、9、8、-10、7 エールランド(オランダ)
●決勝 スッチ -4、6、-6、7、-3、5、9 P.ゾルヤ

[ジュニア男子ダブルス]●決勝
Q.ロビノ/ゴーズィ(フランス) 6、6、-9、-5、3 フロール/アングレ(フランス)
[ジュニア女子ダブルス]●決勝
スッチ/P.ゾルヤ(ルーマニア/ドイツ) 6、8、3 チオバヌ/ルプレスク(ルーマニア/セルビア)
[ジュニア混合ダブルス]●決勝
ムンテアヌ/チオバヌ(ルーマニア) -10、9、6、8 ラカトシュ/マダラシュ(ハンガリー)

★カデット各種目の優勝者
[カデット男子シングルス]ランドリュー(フランス)
[カデット女子シングルス]ミッテルハム(ドイツ)
[カデット男子ダブルス]ライツピース/チウ・ダン(チェコ/ドイツ)
[カデット女子ダブルス]トロスマン/ミッテルハム(イスラエル/ドイツ)
[カデット混合ダブルス]チェン/トロスマン(ポルトガル/イスラエル)

 24日までロシア・カザンで行われていたヨーロッパユース選手権。個人戦の結果は上記のとおりとなった。
 ジュニア男子シングルスはフランス勢がベスト4を独占。団体決勝には起用されなかったトリスタン・フロールが、柔らかいボールタッチの両ハンド攻守で頂点に立った。ヨーロッパのジュニア男子ではずば抜けて層が厚いフランスだが、オーソドックスなシェークドライブ型が多く、かつてのガシアン、シーラ、エロワという黄金世代ほどの強烈な個性はない。ジュニアの強化担当であるミッシェル・ブロンデルコーチが、この「新・黄金世代」をどのように育て上げていくのか、注目だ。

 ジュニア女子シングルスは、女子ダブルスでペアを組んで優勝したスッチとP.ゾルヤが決勝で相まみえた。試合はゲームオールにもつれ、最終ゲームも一進一退の攻防だったが、最後はスッチの粘り勝ち。優勝した瞬間、飛び跳ねてベンチへダッシュしたスッチと、その場に立ちつくし、座り込んだP.ゾルヤ。このふたりの熾烈なライバル関係は、これからも続いていきそうだ。

Photo:準決勝・決勝とゲームオールの競り合いを制し、ジュニア女子シングルス優勝のスッチ(写真は10年ユース五輪)