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欧州リポート

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10/25 [オクセンハオゼン 5-5 ユーリッヒ]
10/27 [プリューダーハオゼン 4-6 フルダ・マーバーツェル]
※左側のチームがホーム


 前回勝利を収めた高木和卓が所属しているユーリッヒは10月25日、オクセンハオゼンと対戦した。オクセンハオゼンは梁柱恩(中国香港)とクリサン(ルーマニア)を中心としたメンバーだが、3・4番手のイェレル(スウェーデン)とモンテイロ(ポルトガル)も今季は勝ち越しており、総力戦で2位につけている。
 この日の高木和は気合いの入ったプレーで、ロスコフ(ドイツ)と組んだ1番ダブルスで梁柱恩/モンテイロ組をゲームオールで下す。この試合は第1ゲームからデュースになるなど白熱した展開だった。ロスコフ/高木和は第1ゲームを15-17で奪われたが、第2ゲームを9本で取り返し、第4・5ゲームを11本でしのぎきった。高木和は8番ではクリサンに敗れたが、3番では梁柱恩(世界ランク54位)を下す金星を挙げ、チームに貢献した。
 そして、ユーリッヒはロスコフが大活躍。4番でクリサンを退け、7番では梁柱恩に勝利し、単複で全勝。アウェイのユーリッヒだが5-2と王手をかけた。しかし、9・10番でアポローニャ、フレイタスがともにゲームオールでの惜敗。5-5の引き分けに終わった。
 実はユーリッヒのアポローニャは今季0勝5敗。03年世界ジュニア複準優勝、04年ヨーロッパユース選手権(ジュニア)複優勝の実績を持つ、このポルトガル人選手はダブルスでは勝ち越しており、チームに貢献しているといえる。しかし、シングルス5敗のうち、ゲームオールでの悔しい敗戦が2試合あるので、シングルスでのもう一踏ん張りを期待したい。

 ワルドナー、パーソン(ともにスウェーデン)がいるフルダ・マーバーツェルは27日、まだ勝ち星がないプリューダーハオゼンと対戦。ワルドナーが単複で1勝ずつ、3番手に下がったパーソンが単2勝挙げる活躍で勝利に貢献した。



10/25 オクセンハオゼン 5-5 ユーリッヒ
梁柱恩/モンテイロ 15、-9、10、-11、-11 ロスコフ/高木和WIN
WINクリサン/イェレル -6、-10、5、5、3 アポローニャ/フレイタス
梁柱恩 -11、-11、4、-9 高木和WIN
クリサン -5、8、-6、6、-5 ロスコフWIN
イェレル -8、7、-11、-5 フレイタスWIN
WINモンテイロ 10、4、6 アポローニャ
梁柱恩 -7、6、-5、-7 ロスコフWIN
WINクリサン -12、5、9、8 高木和
WINイェレル -3、7、8、-9、9 アポローニャ
WINモンテイロ -5、2、8、-9、7 フレイタス

写真:05年世界選手権上海大会出場時のアポローニャ。本選出場決定戦で高木和卓を破った

日本人選手の成績
●高木和卓
通算成績
シングルス:4勝6敗
ダブルス:3勝3敗

現在の順位(10月27日終了時)
1位:フリッケンハオゼン(4勝1分)
2位:オクセンハオゼン(3勝3分)
3位:グレンツァオ(4勝1敗)
4位:デュッセルドルフ(3勝2敗)
5位:ヴュルツブルグ(2勝2敗2分)
6位:ユーリッヒ(2勝2敗2分)
7位:フルダ・マーバーツェル(3勝3敗)
8位:ゲナン(1勝3敗1分)
9位:ブレーメン(1勝5敗)
10位:プリューダーハオゼン(1分5敗)