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欧州リポート

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 昨日行われたブンデスリーガ第12節で吉田雅己(愛知工業大)所属のグレンツァオと森薗政崇(明治大)所属のフリッケンハウゼンが対戦。先日の全日本選手権ではシングルス準々決勝に進出しながらインフルエンザのため棄権となった吉田は病み上がりとあってか、この日は3番で出場。森薗は1番と5番で出場のため、直接対決はならなかった。試合は吉田が苦しみながらもチウ・リャンを下すも、森薗がトップとラストで2勝をあげる活躍で、フリッケンハウゼンが勝利。昨年9月7日以来勝利がなくこの試合まで9連敗中だったが、およそ5ヵ月ぶりの勝利となった。全日本選手権ダブルスでは三部航平(青森山田高)とのペアで2連覇を達成し、今年の世界選手権蘇州大会にもダブルスでのエントリーが決まった森薗。ここまでチーム成績も個人成績もいまひとつだったが、全日本優勝、世界選手権代表決定で心機一転、巻き返しを図る。
 なお他のチームは1月18日に第12節を消化しているが、第12節はすべての対戦カードがラストまでもつれる熱戦となった。開幕から全勝でリーグ首位を独走するデュッセルドルフは足の故障からフランチスカが戦列に復帰したが、チオティにフルゲームで敗戦。しかし徐々に調子を戻してくれば、相手チームにとってさらに手強いチームとなるだろう。(浅野)


 1月18日ブンデスリーガ第12節
<デュッセルドルフ 3-2 ブレーメン>
 アチャンタ 9、-8、-8、-8 シュテガー○
○ギオニス 9、7、4 クリサン
 フランチスカ 10、-5、-7、7、-5 チオティ○
○ギオニス -7、-4、10、13、6 シュテガー
○アチャンタ 8、-10、2、9 クリサン

<ザールブリュッケン 3-2 ミュールハウゼン>
○アポローニャ 5、7、8 バルドン
 マテネ -14、-6、-7 ヒールシャー○
○トキッチ 6、-6、6、7 ヴォジツキ
 アポローニャ -11、-6、-6 ヒールシャー○
○マテネ 8、9、5 バルドン

<オクセンハウゼン 3-2 シュヴァレンベルグ>
○ゴーズィ 3、9、7 メンゲル
 ピチフォード -13、-10、9、-10 ドゥダ○
○カルデラノ -9、6、5、5 コジッチ
 ピチフォード 9、-8、-3、-6 メンゲル○
○ゴーズィ 11、7、3 ドゥダ

<マーバーツェル 3-2 ハーゲン>
 フィルス -10、-6、-7 ワルサー○
○王熹 8、7、-13、3 江宏傑
 ズース -10、-9、-8 イオネスク○
○王熹 4、-10、7、-8、6 ワルサー
○フィルス -9、8、9、6 江宏傑

1月21日
<フリッケンハウゼン 3-2 グレンツァオ>
○森薗 7、-10、10、8 グロット
 パイコフ 11、-2、-10、-4 ガチーナ○
 チウ・リャン -7、9、-9、2、-9 吉田○
○パイコフ 6、9、-5、-3、8 グロット
○森薗 9、5、-6、8 ガチーナ


☆吉田雅己通算成績:シングルス9勝5敗(第12節終了時点)
☆森薗政崇通算成績:シングルス11勝10敗(第12節終了時点)
  • 連敗ストップに貢献の森薗(写真は2014年度全日本)

  • 吉田は3番でフルゲームで勝利(写真は2014年度全日本)