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欧州リポート

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 ブンデスリーガ第14節にともに今年の世界選手権代表に選出された吉田雅己(愛知工業大)と森薗政崇(明治大)が出場。吉田はトップとラストに出場も2失点。一方の森薗は2番でルーマニアのイオネスクに敗れるも、4番で勝利を上げて、チームの逆転勝ちに貢献した。一時は連敗が続き最下位に沈んでいたチームも、現在10チーム中8位となり、2部降格圏内から抜け出した。
 開幕から前節まで13連勝で首位を走っていたデュッセルドルフはザールブリュッケンに敗れて、リーグ戦初黒星。エースのボルが欠場、故障から復帰のフランチスカの調子も今ひとつで、トキッチにストレートで敗れた。
 また、シュヴァレンベルグとミュールハウゼン戦の3番では驚異的なスコアが生まれた。3番のメンゲルとヴォジツキの試合はフルゲーム26本と、超・大接戦。動画でこの試合を見てみると、最終ゲーム10-8でメンゲルがマッチポイントを奪うも、ヴォジツキが追いつき10-10。ここからメンゲルがサービスを効かせて何度もマッチポイントを握るが、次の一本をヴォジツキが打ち合いを制して追いつく展開となる。17-17から今度はヴォジツキがこの試合初めてのマッチポイントを握るが、ここでも決めきれず、まだまだ試合は続く。ここから両者ともリードしては追いつかれの展開が26-26まで続くが、メンゲルがこの試合12度目のマッチポイントでようやく最後の1本を奪い、長い長い試合に決着。メンゲルがマッチポイントを握った回数は計12回、ヴォジツキは計6回だった。勝利したメンゲルはウェアを脱ぎ、スタンドに放り込み大熱狂。11度のマッチポイントをしのぎながらも敗れた、ヴォジツキが受けたダメージは大きく、疲弊した様子だった。(浅野)


1月28日ブンデスリーガ第14節
<マーバーツェル 3-2 オクセンハウゼン>
 フィルス -8、-8、6、-13 ピチフォード○
○王熹 6、4、6 ゴーズィ
 ズース -9、7、8、-11、-8 カルデラノ○
○王熹 5、-5、11、9 ピチフォード
○フィルス 2、8、4 ゴーズィ

1月30日ブンデスリーガ第14節
<シュヴァレンベルグ 3-0 ミュールハウゼン>
○ツボイ 7、5、10 バルドン
○ドゥダ -14、-7、6、12、9 ヒールシャー
○メンゲル -7、5、-5、8、26 ヴォジツキ

1月31日ブンデスリーガ第14節
<ブレーメン 3-2 グレンツァオ>
○シュテガー 4、-9、3、-9、4 吉田
○チオティ -7、-4、6、8、8 ガチーナ
 クリサン 9、-4、-8、-8 グロット○
 シュテガー -6、-4、-7 ガチーナ○
○チオティ -6、6、-9、7、3 吉田

2月1日ブンデスリーガ第14節
<フリッケンハウゼン 3-2 ハーゲン>
 パイコフ -9、-9、-6 ワルサー○
 森薗 8、-5、6、-7、-10 イオネスク○
○チウ・リャン -5、7、7、-9、9 江宏傑
○森薗 9、9、-4、5 ワルサー
○パイコフ 9、8、6 イオネスク

<ザールブリュッケン 3-2 デュッセルドルフ>
 マテネ -7、-3、9、-12 ギオニス○
○アポローニャ 8、9、12 アチャンタ
○トキッチ 10、4、9 フランチスカ
 マテネ -4、8、8、-7、-7 アチャンタ○
○アポローニャ 9、9、5 ギオニス

☆吉田雅己通算成績:シングルス10勝7敗(第14節終了時点)
☆森薗政崇通算成績:シングルス12勝13敗(第14節終了時点)
  • まさに辛勝のメンゲル(写真は14年グランドファイナル)

  • 逆転勝利に貢献の森薗(写真は14年グランドファイナル)