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欧州リポート

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 現在欧州各国で国内選手権が行われているが、3月6〜8日にはドイツ選手権が開催された。他国の場合、代表クラスやトップランカーが国内選手権に出場しないケースも多い。しかしドイツ選手権にはオフチャロフを除くナショナルチームメンバーがずらりと並び、レベルの高いゲームが展開された。

 男子シングルスはボルが決勝でフィルスを下し、通算10回目の優勝を果たした。故障でブンデスリーガ、ワールドツアーの欠場が続いていたが、強さは健在。実は優勝を決めた3月8日はボルの34歳の誕生日。自らのバースデーに優勝で花を添えた。女子シングルスは期待のサウスポー・ゾルヤがウィンターに勝利し、初優勝。ダブルスでも頂点に立ち、見事二冠を達成した。

 またルーマニアでも国内選手権が行われ、サマラが女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3冠を達成。帰化選手を除く欧州選手最高位となる世界ランク14位の実力を見せつけた。男子シングルスはブンデスリーガで活躍中のイオネスクが制した。昨年のヨーロッパ選手権男子団体で初優勝を果たすなど、今勢いのあるポルトガルはフレイタス、アポローニャ、モンテイロが欠場する中、ここ最近ワールドツアーで活躍を見せている若手のジェラルドが初優勝。ジェラルドと決勝を戦ったディオゴ・チェンも18歳と次の世代も力をつけている印象だ。

各国の国内選手権優勝者は下記のとおり

【ドイツ】男子:ボル 女子:ゾルヤ
【ルーマニア】男子:イオネスク 女子:サマラ
【ポルトガル】男子:ジェラルド 女子:フィンス
  • 10度目の優勝を果たしたボル(写真は14年ワールドカップ)