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欧州リポート

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 先週土曜日にブンデスリーガプレーオフ準決勝第1戦が行われ、吉田雅己(愛知工業大)が出場した。3月末のスペインオープンを途中棄権した影響か、吉田は3番での出場。2005年世界選手権ダブルス2位のズース(ドイツ)を下すも、フィルス(ドイツ)に2点を奪われてチームは2−3で惜敗。4月19日に行われる第2戦での逆転を目指す。
 そして準決勝もう一試合は波乱の展開。レギュラーシーズンを1敗のみで1位通過し、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)でも決勝進出を決めているデュッセルドルフがザールブリュッケンにストレートで完敗を喫した。ボル、フランチスカ(ともにドイツ)がともに故障から復帰し、ようやくフルメンバーが揃い、優勝に向け盤石かと思われたが、トップでフランチスカがアポローニャ(ポルトガル)にフルゲームで敗れると、2番ではボルがトキッチ(スロベニア)に敗戦、3番のギオニス(ギリシャ)も勢いを止められず、まさかの敗戦となった。2試合合計で勝敗が決定するプレーオフにあって、ストレートでの敗戦は次戦で1本を奪われた時点での敗退を意味するため、この1敗はデュッセルドルフにとって、非常に痛い。試合の結果は下記のとおり。

2014-2015ブンデスリーガ・プレーオフ準決勝第1戦
〈ザールブリュッケン 3−0 デュッセルドルフ〉
○アポローニャ -6、9、-7、8、10 フランチスカ
○トキッチ 11、-3、10、5 ボル
○マテネ 10、9、-10、7 ギオニス

〈マーバーツェル 3−2 グレンツァオ〉
○王熹 -10、9、8、6 グロット
○フィルス 8、8、-9、9 ガチーナ
 ズース -5、-8、6、-9 吉田○
 王熹 8、-11、-10、-7 ガチーナ○
○フィルス 10、9、7 グロット
  • 2戦目での逆転を目指す吉田(写真は15年ジャパントップ12)

  • 豪腕・トキッチがボルを下す(写真は13年世界選手権)