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欧州リポート

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 ブンデスリーガ・プレーオフ準決勝第2戦が行われ、吉田雅己(愛知工業大)が出場した。第1戦を2−3で落とした吉田所属のグレンツァオはエースのガチーナが欠場。吉田が王熹を、グロットがズースを下したものの、第1戦に続きフィルスに2点を奪われ、今回も2−3で敗戦、準決勝敗退が決まった。これで吉田の2014-2015シーズンのブンデスリーガでの戦いは終了。しかしブンデスリーガで力をつけ、初の世界選手権代表となった吉田。4月26日に開幕する世界選手権での大暴れに期待したい。
 準決勝もうひとカードはデュッセルドルフとザールブリュッケンの対戦。リーグを1敗のみという圧倒的な強さで1位通過したデュッセルドルフが第1戦でストレートで敗れる波乱の展開となり、決勝進出にはストレートでの勝利が絶対条件、1本でも落とせばその時点で敗退が決定する状況で第2戦を迎えた。デュッセルドルフはボルを3番に下げ、ギオニスに変えてアチャンタを起用。そのアチャンタが期待に応え、マテネをストレートで下すと、2番ではフランチスカが第1戦で敗れたアポローニャにリベンジ。3番でもボルが第1戦で敗戦を喫したトキッチに勝利し、ストレートでザールブリュッケンを下した。これで2戦合計3-3、得失ゲーム差わずか1で、デュッセルドルフが大逆転で決勝進出となった。このチームはやはり強い。
 準決勝が終了し、決勝のカードはデュッセルドルフ対マーバーツェルという、昨年と同じカードとなった。昨年はデュッセルドルフが勝利し、26回目の優勝を果たしたが、今回はいかに。決勝は世界選手権終了後の5月24日に行われる。(浅野)

2014-2015ブンデスリーガ・プレーオフ準決勝第2戦
〈デュッセルドルフ 3-0 ザールブリュッケン〉
○アチャンタ 8、1、9 マテネ
○フランチスカ 10、-6、-9、10、9 アポローニャ
○ボル 6、-2、4、7 トキッチ
☆2戦合計でデュッセルドルフが決勝進出

〈マーバーツェル 3-2 グレンツァオ〉
○フィルス 10、8、7 パベルカ
 王熹 -9、9、-4、-9 吉田○
 ズース -7、-8、9、-7 グロット○
○王熹 9、5、-6、7 パベルカ
○フィルス 8、5、9 吉田
☆2戦合計でマーバーツェルが決勝進出
  • 健闘を見せたが準決勝敗退となった吉田(写真は15年ジャパントップ12)

  • 第1戦で敗れたトキッチにリベンジのボル(写真は14年ワールドカップ)