3月4日からクロアチア・バラジュディンでスタートしたヨーロッパU21選手権が終了。2017年より開催されているこの大会は、U21世界ランキングの上位者を中心に男女各48名の選手が出場。昨年までは男女シングルス、男女ダブルスの4種目での開催だったが、今大会から混合ダブルスが新たに種目に加わった。
男子は17歳のシドレンコが優勝。現在ドイツ・ブンデスリーガのオクセンハウゼンでプレーする左腕の有望株がそのポテンシャルを披露した。3位にはリオパラリンピッククラス9金メダリストのL.デヴォスが入賞。男子ダブルス、混合ダブルスでも入賞を果たした。
女子ではキレのあるドライブ速攻のパヴァデが15歳で戴冠。準決勝でディアコヌ、決勝でドラゴマンと、ルーマニアの実力者2人を下して優勝を果たした。
全体的にルーマニア、フランス勢の活躍が目立ったが、なかなか卓球界では名前を聞くことのなかったモルドバからプチュンチカが2種目で入賞と奮闘を見せた。
【男子シングルス】
優勝:シドレンコ(ロシア)
準優勝:シポシュ(ルーマニア)
3位:プチュンチカ(モルドバ)、L.デヴォス(ベルギー)
【女子シングルス】
優勝:パヴァデ(フランス)
準優勝:ドラゴマン(ルーマニア)
3位:ディアコヌ(ルーマニア)、シェルベリ(スウェーデン)
【男子ダブルス】
優勝:プレテア/シポシュ(ルーマニア)
準優勝:プチュンチカ/マルティンコ(モルドバ/チェコ)
3位:ベルトラン/デノドレスト(フランス)、クヌーデ/L.デヴォス(ベルギー)
【女子ダブルス】
優勝:モスタファビ/フォート(フランス)
準優勝:タイラコワ/カザンツェワ(ロシア)
3位:K.ヴェグジン/A.ヴェグジン(ポーランド)、ドラゴマン/ディアコヌ(ルーマニア)
【混合ダブルス】
優勝:プレテア/ディアコヌ(ルーマニア)
準優勝:レンベール/フォート(フランス)
3位:ベルトラン/モスタファビ(フランス)、L.デヴォス/ラング(ベルギー)
写真提供:ETTU