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欧州リポート

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 6月14日に2019/2020シーズンのドイツ・ブンデスリーガ プレーオフ決勝が開催され、ザールブリュッケン(レギュラーシーズン1位)がオクセンハウゼン(同3位)を下し、悲願の初優勝を飾った。

【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ プレーオフ決勝】
<ザールブリュッケン 3-1 オクセンハウゼン>
○フランチスカ 3、-6、10、-9、10 カルデラノ
○尚坤 8、7、-9、10 ゴーズィ
 ヨルジッチ -9、-10、12、-3 ディヤス○
○尚坤 9、6、9 カルデラノ

 ザールブリュッケンはフランチスカ(ドイツ)と尚坤(中国)、オクセンハウゼンはカルデラノ(ブラジル)とゴーズィ(フランス)、ともにツインエースを擁し、3番手の実力も高く、どちらが勝ってもおかしくはない両チームの対戦。決勝はトップから白熱した試合となる。

 1番のフランチスカとカルデラノの対戦は1、2ゲーム目を互いに奪い合うも、3ゲーム目をフランチスカが10点、第4ゲームをカルデラノが9点と僅差で奪取し、勝負は最終ゲームへ。雌雄を決する第5ゲームは台から距離を取ってプレーするカルデラノに対して、前陣でしっかり攻め切るフランチスカが6-2とリードし、追い上げられながらも10-8でマッチポイント。
 カルデラノも10-10まで粘ったが、最後は鮮烈なバックドライブでカルデラノを打ち抜いたフランチスカに軍配。キャプテンが優勝へ向けて大きな、大きな1勝をもたらした。

 フランチスカの勝利で楽になったか、2番は尚坤が会心のプレー。序盤から試合を優位に運び、ゴーズィを3-1で撃破。今シーズンよりチームに加入し、個人成績1位となる20勝4敗の成績を残した尚坤の勝利で、ザールブリュッケンが早々に王手をかける。

 連覇に向けて後がなくなったオクセンハウゼンの3番は、準決勝のボルシア・デュッセルドルフ戦でも0-2のビハインドから大逆転のきっかけを作ったディヤス(ポーランド)。スタートからアグレッシブにヨルジッチ(スロベニア)を攻め立てる。ゲームカウント2-0から1ゲームをヨルジッチに与えたが、4ゲーム目は0-3から11本連取を決めて、オクセンハウゼンが1点を奪い返す。

 しかし、オクセンハウゼン、準決勝の再現はならず。再び登場の尚坤がサービス・レシーブからコースを突いた3・4球目でカルデラノ得意の大きなラリー展開に持ち込ませず、完全に主導権を握る。左腕からのステディなプレーで快勝を収め、ザールブリュッケン悲願の初優勝を決めた。頼れる助っ人は、両腕を上に突き上げ、喜びを表現した。

 ザールブリュッケンはブンデスリーガ1部に昇格して2シーズン目の2010/2011シーズンにモンテイロ(ポルトガル)、トキッチ(スロベニア)、シュテガー(ドイツ)を擁して初めてプレーオフに進出。そこから10シーズン連続でプレーオフに進出する抜群の安定感を見せていた。しかし、2011/2012シーズンはレギュラーシーズン1位として決勝に進むも敗れるなど、過去3度決勝で涙を飲んだが、4度目の挑戦でついに念願のブンデスリーガの頂点に立った。

 敗れたオクセンハウゼンは、今シーズン限りでディヤス(ポーランド)、フェガール(オーストリア)、シドレンコ(ロシア)と3選手が他チームへ移籍。連覇で有終の美を飾りたかったが、ザールブリュッケンの2本柱の前に屈した。
  • ゴーズィ、カルデラノを撃破した尚坤(写真は2017年全中国運動会)