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欧州リポート

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 10月よりスタートする2020-2021シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ。前回の男子に続いて、今回は女子出場チームのラインナップを紹介。
 女子も男子と同じく、今季よりレギュレーションが変更になっており、シーディングリストの下位8チームはファーストステージを戦い、4チームがグループリーグへと進出。シーディングリストの上位8チームはグループリーグからの登場となる。

【グループA】
◆タルノブジェク(ポーランド):Vi.パブロビッチ(ベラルーシ)、ユ・フ(ポルトガル)、顧若辰(中国)、ハン・イン(ドイツ)、サマラ(ルーマニア)、リー・チェン(ポーランド)
◆メス(フランス):モンテイロ-ドデアン、ディアコヌ(ともにルーマニア)、呉佳多(ドイツ)

【グループB】
◆リンツ・フロシュベルク(オーストリア):浜本由惟、リュウ・ジャ、ミシェク、ポルカノバ(以上オーストリア)、ペソツカ(ウクライナ)、スッチ(ルーマニア)
◆カルタヘナ(スペイン):シャオ・マリア、ガルシア、リュウ・シン(以上スペイン)、リー・フェン(スウェーデン)、エルデリー(セルビア)

【グループC】
◆セントクエンティン(フランス):デヌッテ(ルクセンブルク)、ミハイロワ(ロシア)、ドラゴマン(ルーマニア)、チャン・モー(カナダ)
◆タガンログ(ロシア):コリシュ、プロホロワ、ククルコワ(以上ロシア)

【グループD】
◆ベルリン・イーストサイド(ドイツ):エーラント(オランダ)、ミッテルハム、シャン・シャオナ、ゲーベル(以上ドイツ)、カマス(インド)、リン・イン(シンガポール)
◆ホドーニン(チェコ):パルティカ(ポーランド)、呉穎嵐(香港)、森さくら(日本)、ブラティエコ(チェコ)


 優勝戦線をリードしそうなのが、昨シーズンもともにベスト4に進出したタルノブジェクとリンツ・フロシュベルクの2チーム。タルノブジェクはECL初優勝を果たした2018-2019シーズンからほとんど選手が入れ替わっておらず、昨年のヨーロッパ競技大会優勝のユ・フが加わり、さらに選手層の厚みが増した。リンツ・フロシュベルクはエースのポルカノバが腰の手術明けとあり、どの時期に試合に復帰できるかは不明だが、かつてチームに多くのタイトルをもたらしたリュウ・ジャが復帰。さらにスッチ、ペソツカと他チームならエース格の選手が加入し、2012-2013シーズン以来3度目の優勝を狙う。
 過去4度のECL優勝を誇るベルリン・イーストサイドはユ・フ、スッチがタイトルを争うタルノブジェクとリンツ・フロシュベルクへと移籍、エクホルム(スウェーデン)が引退し、ポータ(ハンガリー)も母国・ハンガリーのブダオルシ21と契約と、昨シーズンから戦力ダウンは否めない。新加入のエーラントがどこまで白星を重ねられるかがカギとなる。


【ファーストラウンド出場チーム】
◆リール・メトロポール(フランス):マダラシュ(ハンガリー)、ベリストロム(スウェーデン)、トドロビッチ(セルビア)
◆ブダオルシ21(ハンガリー):ポータ、ファゼカシュ、ロバシュ(以上ハンガリー)、スルヤン(セルビア)
◆ビルバウ・ヴィック(スペイン):チャン・シュアン(スペイン)、フェファー(セルビア)、キャリー(ウェールズ)
◆クルムロフ(チェコ):チェルニャフスカヤ(ロシア)、シュトルビコバ(チェコ)、ディミトレンコ(ウクライナ)
◆カリンシアウィンド・フィラッハ(オーストリア):A.ゾルヤ(オーストリア)、マロバビッチ(クロアチア)、フェニヴェシ(セルビア)
◆カザン(ロシア):エメリナ、ビクバエワ、ハサンバエワ(以上ロシア)、孫晨(中国)
◆レカ・エニア(スペイン):チャン・ジン(中国)、オリベイラ(ポルトガル)、ガルシア(スペイン)
◆ジュンカル(ポルトガル):ガルノワ(ロシア)、アンドレド(ポルトガル)、エフィオン(ナイジェリア)
★対戦カード:リール・メトロポールvs.ブダオルシ21、ギルバウ・ビックvs.クルムロフ、カリンシアウィンド・フィラッハvs.カザン、レカ・エニアvs.ジュンカル


 ファーストラウンドからの出場チームでは、実力が抜けている感のあるリール・メトロポールとブダオルシ21がグループリーグへの出場をかけて対戦。女子ファーストラウンドでは注目のカードとなりそうだ。
 例年、中国はじめアジアからの助っ人が活躍するケースも多い女子ECLだが、今シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響もあり、彼女たちがどこまで参戦できるかは不透明。ヨーロッパ勢の活躍がカギとなりそうだ。
  • 古巣のリンツ・フロシュベルクに復帰のリュウ・ジャ

  • ヨーロッパ競技大会Vのユ・フは優勝候補のタルノブジェクに加入

  • ベルリン・イーストサイドで活躍が期待される世界ランキング30位のエーラント

  • 昨季ベスト4のセントクエンティンはエースのチャン・モーが引っぱる