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 昨日、15歳の誕生日を迎えた伊藤美誠(スターツSC)。

 様々な資質を彼女は持っている。その中でも特別なものは、メンタルだろう。いきなり準々決勝に進んだ世界選手権蘇州大会の時には、「楽しかった。李暁霞と試合をしても緊張してなかった。今まで卓球で緊張したことはない」と言い放ち、その「毛の生えた心臓」を示した。

 世界選手権後も安定した力を証明し、9月の世界ランキング10位で、見事にリオ五輪の日本女子3番手につけた。「早くオリンピックが来てほしい。楽しみです。早くその場に立ちたい」とインタビューで答えた。

 力強く語る美誠を横で見つめる母・美乃り。美誠が3歳になる前、初めてラケットを握った。母はこう語る。「(美誠を)化け物みたいな子にしたかった」「世界チャンピオンは美誠が卓球を始めたときから目指している。初めて打った一球目から」と。ラケットを握って打った瞬間に美乃りは選手をやめて、子どもの指導をすることを決意したのだ。

 そんな二人のインタビュー。これが卓球王国の中での「伊藤美誠伝説」の1ページ目になるだろう。

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