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 同じ23歳。小さい頃からその才能に注目が集まっていた二人。日本の丹羽孝希(スヴェンソン)とフランスのシモン・ゴーズィ。

 丹羽は世界選手権の選考基準を満たしたために昨日まで行われた代表選考会には出場しなかった。
 10月末に会った丹羽。会うのは久しぶりではないが、ロングインタビューするのはいつ以来だろうか。彼が全日本チャンピオンになったときかも・・・。
 最近の好調な理由、契約メーカーを変えた理由、先輩の水谷のこと、 11月に日本人として最高位の世界ランキングになること、などを率直な言葉で表現してくれた。
「今すごい充実してますね。今までで一番ですね」と自信にあふれるコメントだった。
 また、ブンデスリーガに行かない理由を、「できれば外国に行きたくない。世界ランキングに関係ない試合だとやる気が出ない」といういかにも丹羽らしいコメントもあった。
 実際に日本で練習をして、強さが増している丹羽。

 一方、フランス人でありながらドイツのオクセンハウゼンに住み、マスターカレッジ(LMC)で腕を磨くゴーズィ。11月には自身初の世界ランキング一桁を果たした。12月にはトップ10から落ちたが、オフチャロフとボルに次ぐ、ヨーロッパでも数少ない有望な選手であることに間違いない。
 フランス人がドイツに住み、プレーするのは想像以上に難しい。それは隣国でありながら、フランス人とドイツ人のメンタリティーがあまりにも違うからだ。過去にレグー、エロワなどもブンデスリーガに挑戦し、成功していない。ガシアンにいたってはドイツからの高額オファーに見向きもしなかった。
 そのフランス人であるゴーズィがドイツで5シーズン目を迎えている。彼を異国の地でプレーすることに駆り立てた理由が最新号にはある。

 最新号での、丹羽とゴーズィのインタビューに彼らの対照的な考え方と相似した生き方を見ることができる。

  • 自覚と自信があふれている丹羽孝希

  • ヨーロッパの低迷打破を担っているゴーズィ