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  来年の7月25日にスタートする東京五輪の卓球競技。先のオーストリアオープンの結果を受けて、五輪のシングルス出場を決めた張本智和と伊藤美誠。
 最新号の表紙とインタビューは張本智和。過密なスケジュールの中、10月に撮影とインタビューを終えていた。物静かな16歳は口数は多くはないが、言語能力が高い。これはインタビューの言葉の選び方、質問に対する対応が適切であるという意味だ。

 それは2年前の世界選手権で当時13歳で出場した時から際立っていた。史上最年少でベスト8に入って、準々決勝で許シンに敗れた後のミックスゾーンで記者団に囲まれ、「ベスト8はうれしいけど、メダルとそれ以下じゃ全然違うので、やはりくやしい。(最年少)記録はうれしいけど、ここまで来たのでメダルを獲りたかった。記録よりも一枚のメダルが欲しかった」「中国に勝てる選手になりたい。中国に届かないことは絶対ない。相手がどこの国でもひとりの選手として勝ちたい」という素晴らしいコメントを残している。
 13歳の少年がそんな思いを言葉にできるのも驚きだった。

 今回のインタビューでは、張本智和というアスリートの変化を感じることができる。「金メダルを獲るつもりでやらないと中国には勝てないし、格下には絶対負けないこと。それが毎回安定してできれば、メダルを獲れる可能性もあると思っています」と語る。

 2017年の世界選手権で華々しく世界デビューした少年は、この2年間、うれしい勝利を重ねることもあれば、夜も眠れないような苦い敗戦を味わいながら成長してきた。その時間と経験の表れが、今回の彼の言葉だとすれば、もはや彼は夢を語る少年ではなく、現実的な目標を語るアスリートへ脱皮したとも言えるインタビューだった。
 自信と不安を彼自身の中で抱えながら、高くそびえる中国という壁に立ち向かう張本智和を最新号で紹介する。