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 令和最初の全日本選手権大会男子シングルス決勝は、優勝候補筆頭の張本智和(木下グループ)と、ノーマークながら実力者を連破して勝ち上がってきた宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)が対決。

 長い全日本の歴史の中で、史上初の高校生対決となった決勝は、大方の予想を覆し、ハイリスクなプレーを続けた宇田が激闘を制して初優勝。衝撃的な結末に会場だけではなく、日本の卓球界がどよめいた。

 追われる張本と追う宇田。ハイレベルな男子シングルス決勝で、両者のプレーと心理はどのような状態だったのだろうか。

 2月21日に発売された最新4月号では、『王者の技』として宇田の決勝のプレーを連続写真で紹介。解説と監修を務めたのは全日本V10の大記録を持つ水谷隼(木下グループ)。レジェンドの目線で語る男子シングルス決勝は、そこでプレーしたことのある選手でなければわかり得ない技術、戦術、心理と多角的な見方で解説されている。

 取材を終えた水谷にこんな質問を投げかけてみた。
 「もし、水谷選手が今大会の男子シングルスに出場していたら、宇田選手の勢いを止めることはできたか?」

 一瞬の間のあとに水谷はこう答えた。
 「どうでしょうね。止められたかもしれないし、止められなかったかもしれない。でも、ぼくは過去の全日本決勝で宇田のように勢いがあり、向かって来られる相手と何度も対戦してきているので、そういう相手との戦い方は熟知しています」

 レジェンド監修の『王者の技』は、必読の特集だ。

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  • リスキーなプレーで攻め続けた宇田

  • 受け身になりながらも要所で得点を奪った張本