「ボルのサービスはとにかく回転量がすごい。かなり切れています。だからストップが台から出てしまうので、そこをループドライブで先にかけるのです。それがボルの得意サービスからの戦術です」(水谷)
たとえばこのような技術・戦術の見解。これは対戦した選手じゃないとわからない分析だろう。
本日発売となった卓球王国7月号。
技術特集のひとつに「水谷隼が分析 世界のベストサービスプレーヤーズ」という特集が組まれている。
これは水谷隼選手が実際に対戦した選手の中ですごかったサービス、そしてその後の展開や戦術を持っている選手を分析し、読者に学ぶべきポイントをアドバイスしてくれるページになっている。
登場選手はボル、オフチャロフ(ともにドイツ)、林ユン儒(チャイニーズタイペイ)、王皓、許シン(中国)の5名。
サービスを持った時の基本的な戦術、得意サービス、特徴を水谷選手目線で分析して紹介している。
もうひとつの例を紹介しよう。
「許シンのサービスはトップ選手の中ではかなりスピードが遅いんです。ボテボテっと飛んできます。その目的は時間を作りたいから。ぼくがレシーブをする時にはすでに戻りが完了していて、もう3球目で狙う構えができています。レシーブをじっと見られていて、見透かされているような感覚になります」(水谷)
直に対戦した水谷選手だからこそわかる細かな解説は超注目です!