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 11月17日の開幕まで、1カ月を切ってきた3シーズン目のTリーグ。卓球王国12月号では『希望のT』と銘打って、Tリーグの「顔」である張本智和・早田ひな、昨季の最多勝プレーヤーである神巧也・森さくらのインタビューをはじめ、各チームの全選手紹介や戦力分析、動画配信の情報や大会日程などを大ボリュームで掲載する。

  残念ながら、年内に行われる前半戦は無観客での開催だが、今季は張本智和(木下マイスター東京)をはじめ、昨季は東京五輪の代表選考レースでなかなかTリーグに出場できなかったトップ選手が、Tリーグを主戦場としてプレーする。「試合に飢えた」選手たちの熱いプレーは必見だ。

 今季は海外選手の「ニューカマー」も多い。世界ランキング18位の張禹珍(韓国)が木下マイスター東京、19年世界選手権3位の安宰賢(韓国)が琉球アスティーダ、インド男子のエース・グナナセカランが岡山リベッツに加入するなど、ワールドクラスの実力者たちが参戦。T.T彩たまも黃鎮廷(香港)やピッチフォード(イングランド)と契約を更新し、韓国の林鐘勲・趙勝敏というふたりの左腕をダブルで獲得している。女子では韓国の天才少女・申裕斌が木下アビエル神奈川の一員となった。

 「どうせコロナで来られないでしょ?」と思うかもしれないが、海外選手の来日を実現させるため、Tリーグはスポーツ庁をはじめ、国の関係機関とミーティングを重ねている。Tリーグの宮﨑義仁・理事長補佐も「オリンピック・パラリンピック種目である卓球に対しては、国も後回しにせず、担当者をつけて率先して動いてくれています」と頼もしいコメント。国際大会が開催されない中、海外選手もレベルの高いTリーグでのプレーを望んでいる。年明けの後半戦から有観客での開催を目指すTリーグ、見通しは決して暗くはない。

 宇田幸矢・戸上隼輔・吉村和弘など強打者を揃え、恐るべき爆発力を秘めたチームに変貌しつつある琉球や、新加入の丹羽孝希・町飛鳥・吉田雅己をはじめ百戦錬磨の青森山田OBを6人揃えた岡山など、各チームのチームカラーも次第に鮮明になりつつある。中国スーパーリーグが2018-2019シーズンを最後に中断している今、間違いなく世界最高峰のリーグであるTリーグ。12月号で事前情報をチェックして、今シーズンの戦いに思いを馳せてください(柳澤)。

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  • 昨季Tリーグ最多勝の神巧也(T.T彩たま)。12月号ではインタビューも掲載

  • 昨季は単複15勝と大活躍の木原美悠(木下アビエル神奈川)。今季の出場選手も特集でチェック!