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 卓球王国2020年10月号から連載がスタートした、明治大監督・高山幸信さんモデル&監修の『縦回転トリックサービス』。現役時代、日本代表として世界選手権に出場、全日本で3度の男子ダブルス優勝など輝かしい成績を残してきた高山さんの武器であった、下回転サービスとナックルサービスのコンビネーションについて解説する技術ページだ。

 本日発売の卓球王国2020年12月号が最終回となるが、今号で紹介するサービスこそ、高山式サービスの真骨頂。下回転サービスと若干の上回転がかかった「アップナックルサービス」を同じスイングから出し分ける神業を披露してくれている。
 少しだけトリックのタネを明かすと、サービスの出し分けの肝となるのは打球タイミング。しかし、これが本当に一瞬の違いのため下回転なのか上回転なのか、レシーバーにはさっぱりわからない。連続写真で見てもスイングが変わらないため、編集作業中ずーっと見ていると「これ、本当に下回転の連続写真だよな? ……上回転?」と不安になってくる。YouTube上で動画も公開しているので、本誌と合わせて、一瞬の神業を堪能してもらいたい。

 撮影時に雑談の中で聞いた話だが、現役時代の高山さんは「相手にボールのロゴを見せなければ回転はバレない」とサービス時、手の平に置くボールの向きにこだわったり、相手コートで1バウンドしてすぐに自分のコートに戻る下回転サービスを探求したりと、サービスについてマニアックすぎるほどの試行錯誤を重ねていたという。そんな高山さんが語るのは「サービス上達に近道はなし」。簡単にはマネできるテクニックではないが、本誌と動画を参考に練習を重ね、ぜひともサービスの名手を目指してほしい。(浅野)

★縦回転トリックサービスの動画はこちら
https://youtu.be/oH-r_0pWX9A

★上記記事が掲載されている「卓球王国2020年12月号」の詳細・購入はこちら↓
https://world-tt.com/ps_book/back.php?lst=2&mcd=AZ284
  • さて、下回転? 上回転? どちらでしょう