21日発売される卓球王国1月号の表紙を見て、それが誰なのかすぐにわかるだろうか。
前号から連載が始まった『神のサービス』の実演・監修者の仲村錦治郎氏だ。本当は前号の表紙にする予定だったが、アジア競技大会とかぶったために1号遅らせた。現役を引退してしばらく時間が経つが、本人を説得して無理矢理表紙への登場をお願いした。
現役選手以外の表紙は実は初めてのこと。内容とリンクさせる形での表紙への起用で、よりメイン特集に注目してもらいたかった。お陰様でDVDの販売も好調で、見た人からは驚きと満足の声をいただいている。
当たり前と言えば当たり前だが、連続写真では仲村氏の変化サービスがわかりづらい。DVDの超ハイスピード映像でその変化のつけた方がわかるほどだ。
ヤマト卓球の開発担当をこなしながら、講習会で引っ張りだこの仲村氏。表紙撮影の件を同社の松下浩二社長に伝えると「ぜひ使ってください」と快諾。社長命令ということだったが、本人は「お願いしますから、使う時には修正して体を細く見せてください」と懇願。
加工修正はしなかったが、細く見せる照明を使った。あえてカラー写真をモノクロに加工することで、神々しさを表現したかった。