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 5月に行われた世界選手権(個人戦)蘇州大会で、男子シングルス初優勝を飾った馬龍。6月20日発売の卓球王国8月号は『馬龍の強さ!』と題し、インタビュー『十年目の飛躍』と技術ページ『王者の技術』の2本立てで、その強さの秘密に迫る。

 『王者の技術・前編』では、まず馬龍のプレースタイルから解析。「豪快」「パワフル」というイメージが強い馬龍だが、ジュニア時代は体の線が細く、むしろパワーのない選手と言われていた(意外ですね)。トレーニングを重ねて、強打者と言われるようになった今でも、その特長はバランスの取れた技術と正確な連続攻撃。フォア7割・バック3割という、攻撃の「黄金比」に忠実なプレーで、中国卓球の王道を歩んできた。

 「馬龍のプレーなんて、スゴすぎて参考にならないよ」と思うかもしれないが、初・中級者でもプラスになる「コツ」はたくさんある。フォアドライブの初期設定から、カット打ちでのワンポイントアドバイス、そしてバックハンドでの独特なフリーハンドの秘密まで、馬龍ファンならずとも一読の価値あり。これを読めば馬龍になれるわけではない。しかし、馬龍という選手の「設計図」がよく見えてくるはずだ。(柳澤)