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 毎年、全国定通制大会は駒沢体育館で行われる。
 インターハイと違って大応援団が押しかけるわけでもなく、メーカー売店などで賑わう会場でもなく、正直言えば、地味な大会です。
 しかも、団体戦では明らかにこの大会用に初心者を急造でメンバーにしたようなチームもあります。「ダブルスはね、向こうの台の左側に入れるんだよ」とベンチの監督からも声が飛ぶシーンもあります。

 状況を把握している東京都卓球連盟から派遣されている審判の方々も、ローカルルールで見事に対応しています。試合が終われば、選手たちは審判や相手ベンチに行き深々とあいさつ。試合はゆるい感じですが、温かいです。一生懸命やってベンチに帰って、負けた責任を感じたり、厳しい試合で勝った時に涙をぽろぽろ流します。もらい泣きしそうになります。

 シングルスになると明らかにやり込んでいる選手がいます。男子シングルスで優勝した山中君や準優勝の白
  • 女の子に見えるが金髪ボーイ優勝者、山中

  • 2年連続で山中に敗れた強打者、白

  • 「優勝を狙っていた」女子優勝の阿部

  • 団体優勝、長尾谷の森崎(左)と後藤