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 「全然イイっすよ」。「全然」は正確には「ぜ〜んぜん」という感じ。最大の武器であるサービスの出し方について、吉村真晴選手にラケットの動かし方を実演してもらっていた時のことだ。イラストにおこすために「写真を撮ってもいい?」と聞いたら、そんな答えが返ってきたのだ。

 トップ選手というのは、自分の技術や戦術に関して、あまり多くは語りたがらないものだ。しかし、吉村選手は自分の技術や戦術について、こちらの質問に対し、包み隠さずに語ってくれた。話を聞き進めるうちに、その理由がわかった気がした。

 高3での全日本優勝時のイメージもあり、ミスが出てもガンガン攻めるイケイケ卓球のイメージがある吉村選手だが、小学生時代は父の弘義さんに徹底して基礎技術を鍛えられた。3時間の練習が、すべてフォア打ちで終わることすらあったという。一方でサービスについては、常に新しい球種や出し方を考えながら、短期集中型の練習を毎日重ねてきた。積み重ねてきた膨大な時間と思考、それに裏打ちされた自信があるからこそ、技術や戦術を話すことにためらいはないのだろう。

 「意外に緻密なんですよ。卓球は相手がいてこそのスポーツ。相手のことを考えるようになってから、少しずつ戦術眼も備わってきました」と語る吉村選手。技術、戦術、そして小学生時代からの練習法と、強くなるヒントを余す所なく語る「吉村真晴の卓球論」。今日12月21日発売の2016年2月号に掲載です!


卓球王国2016年2月号の詳細はこちら
http://world-tt.com/ps_book/back.php?lst=2&mcd=AZ226
  • サービスの理論と練習法は、目からウロコです

  • どうして大きく振っても、あんなに速く戻れるのか?