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 アジアとヨーロッパの代表各5選手で年に2回行われるアジア・ヨーロッパオールスター対抗戦。5月12~13日に中国・天津で対抗戦のアジアストップが行われ、日本からは水谷隼(スヴェンソン)が出場した。

 水谷の第1戦目はサムソノフ(ベラルーシ)との対戦。ゲームカウント3-1でサムソノフを破りチームも4勝1敗で初日を終えた。第2戦目、水谷は世界選手権ドルトムントで敗戦を喫したオフチャロフ(ドイツ)との対戦だったが、0-3のストレートで敗れ、世界戦のリベンジはならなかった。チームとしては2戦目も3勝2敗と勝利。2日合わせての最終結果はアジアの7勝3敗に終わった。
 対抗戦のヨーロッパストップは10月27~28日にフランスで行われる。

【アジア・ヨーロッパオールスター対抗戦の結果】
●第1戦 アジア 4-1 ヨーロッパ
○ガオ・ニン(シンガポール/WR14) 3-1 スミルノフ(ロシア/WR45)
 ハオ帥(中国/WR18) 1-3 トキッチ(スロベニア/WR33)○
○水谷隼(スヴェンソン/WR7) 3-1 サムソノフ(ベラルーシ/WR13)
○荘智淵(チャイニーズタイペイ/WR10) 3-0 オフチャロフ(ドイツ/WR11)
○梁柱恩(香港/WR30) 3-1 クリシャン(ルーマニア/WR26)

●第2戦 アジア 3-2 ヨーロッパ
○ガオ・ニン 3-2 クリシャン
 梁柱恩 2-3 トキッチ○
○荘智淵 3-0 サムソノフ
 水谷隼 0-3 オフチャロフ○
○ハオ帥 3-0 スミルノフ

●最終結果 アジア 7-3 ヨーロッパ
 5月10~13日にカタール・ドーハでロンドン五輪世界最終予選会が行われ、第1シードの男子ではアポローニャ(ポルトガル)が、女子ではエクホルム(スウェーデン)が1位で終了し、ロンドン五輪への切符をほぼ手中に収めた。

 3月にヒザの手術をしたアポローニャは、4月に行われた五輪ヨーロッパ予選では奮わず敗退。代わってチームメイトのフレイタスとモンテイロが出場権を獲得。今大会が団体戦の3番目のイスを確保する最終のチャンスだった。予選から全勝で決勝トーナメントに進んだアポローニャは、決勝ではマチャド(スペイン)を4-2で下し1位で大会を終了。五輪出場をほぼ確定とした。

 エクホルムとハダチョバ(チェコ)の決勝となった女子シングルスではエクホルムがハダチョバを4-1で下し優勝。ITTF(国際卓球連盟)はこの大会結果による五輪出場権獲得者の発表をまだ行っていないが、男子9選手、女子8選手の選出を予定している。

大会の上位選手は以下のとおり。

【ロンドン五輪世界最終予選会上位選手】
● 男子
1位:アポローニャ(ポルトガル)
2位:マチャド(スペイン)
3位:ジドゥフ(ウクライナ)
4位:ワン・ツォンイー(ポーランド)
5位:ガチーナ(クロアチア)
6位:ヴァン(トルコ)
7位:ベンツェン(デンマーク)
8位:ボボチカ(イタリア)
9位:ツムデンコ(ウクライナ)
10位:ブルギス(ラトビア)

● 女子
1位:エクホルム(スウェーデン)
2位:ハダチョバ(チェコ)
3位:ラミレス(スペイン)
4位:ドボラク(スペイン)
5位:チホミロワ(ロシア)
6位:ノスコワ(ロシア)
7位:李皓晴(香港)
8位:メンデス(ポルトガル)
9位:ファディーワ(ロシア)
10位:ロバス(ハンガリー)
 5月9~13日にスペイン・プラヤ・デ・アロで行われたスペインジュニア&カデットオープンで森薗政崇(青森山田高)と松平志穂(四天王寺高)がジュニアシングルスで初優勝を飾った。また、森薗は団体、ダブルスと合わせて3冠、松平は団体と合わせて2冠を達成した。

 森薗はジュニア男子シングルス準決勝で、優勝したダブルスのパートナーでもある田添健汰(希望ヶ丘高)との同士討ちをゲームオールの9点で制し、決勝へ進出。決勝では趙頌熙(香港)を4-1で下し、初優勝を飾った。森薗は今大会団体、ダブルス、シングルスと全ての種目で負けなしと圧倒的な強さを見せ大活躍。3冠に輝いた。

 松平はジュニア女子シングルスの準決勝では李清韻(香港)を4-1で、決勝では杜凱琹(香港)を4-0で下し、香港勢を連覇。初優勝を飾った。また、荒木悠里(富田高)とのダブルスでは3位に入賞した。

 今回優勝した森薗は森薗美咲(日立化成)の弟、松平は松平賢二(協和発酵キリン)と松平健太(早稲田大)の妹。兄妹(姉弟)での世界トップレベルでの活躍に、ITTF(国際卓球連盟)でも注目が高まって来ている。


【ITTFジュニアサーキット・スペインジュニア&カデットオープン上位の結果】


ジュニア男子団体優勝:日本
ジュニア女子団体優勝:日本
ジュニア男子シングルス優勝:

森薗政崇 ※3位:田添健汰
ジュニア女子シングルス優勝:松平志穂

ジュニア男子ダブルス優勝:森薗政崇/田添健汰


女子ダブルス優勝:杜凱琹/李清韻(香港) ※3位:藤原美葵/庄司有貴、荒木悠里/松平志穂

※日本選手のカデット出場はなし
5月7~13日まで、味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を行っている、男子ナショナルチーム。10日に、メディア公開練習が行われた。

水谷隼、岸川聖也、丹羽孝希の五輪代表を含む、12人が参加。フットワーク練習、各選手の課題練習のあと、午前練習の最後には、岸川・丹羽ペアでのダブルスのゲーム練習も行われた。まだまだ二人のコンビネーションはかみ合ってないようだったが、五輪に向けて少しずつ調整していくだろう。
「まだ時間はかかると思うが、練習と試合をやり込んでいけば慣れていくと思うので、心配はしてない。試合に出れば課題も明確になると思うので、早く試合に出たいですね」と練習後の岸川。丹羽は「岸川さんはダブルスがすごくうまいし、組みやすいのであとはぼく次第。お互いの良いところを出すだけ。コース取りも重要だし、サービス、レシーブの練習ももっとやっていきたい。チキータとかはできるが、フォアでのレシーブが苦手なので、フォアでもできるようにしたい」と語った。

水谷、岸川、丹羽らは、この合宿後に、韓国オープン(5.16-20)、中国オープン(5.23-27)に参戦予定。また、5月28日~6月4日、6月18日~7月19日も合宿が行われる予定だ。

(写真左から)エースの水谷/五輪で期待がかかる岸川・丹羽/トレーニングの一環として最後に行われた競歩でのサッカー
 5月3日にITTF(国際卓球連盟)が発表した最新の世界ランキングで、荘智淵(チャイニーズタイペイ)がトップ10に返り咲いた。荘智淵は現在31歳。トップ10入りは2008年8月以来で、実に3年9カ月ぶりとなる。

 荘は4月に中国・広州で行われたアジアカップの準々決勝で吉村真晴(愛知工業大)に敗れ不本意な結果に終わったが、その2週間後のスペインオープンでは準決勝で水谷隼(スヴェンソン)を、決勝で李廷佑(韓国)を下し優勝。先月の11位よりひとつランキングを上げ、10位にランクインした。今回発表された男子のランキングでは1~9位が先月から変動なく、10位のオフチャロフ(ドイツ)だけがひとつ順位を落とし、代わりに荘が入った。

 女子ではスペインオープン、チリオープンとツアー2連勝を飾った金キョン娥(韓国)が先月の15位から10位へとランキングを更新。2011年6月以来、11ヵ月ぶりとなるトップ10入りを果たした。また、スペインオープンで2位、チリオープンでも馮天薇(シンガポール)を破り3位に入った梁夏銀(韓国)も先月の29位から17位と大きくランキングを上げた。

最新のランキングはこちらからご覧ください。↓
http://www.world-tt.com/ranking.html

ITTFの関連記事はこちら↓
http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=27779&Category=General&Competition_ID=&

※写真はトップ10に返り咲いた荘智淵と金キョン娥(世界選手権ドルトムント大会より)
 4月26日に渋谷にオープンした高層複合施設「渋谷ヒカリエ」。若者の街という印象が強い渋谷で大人向けの新スポットとして話題となっている。そのヒカリエの7階・カフェ&レストランフロアになぜかアディダスの卓球台が出現!レストラン街と卓球台という奇妙な組み合わせがネット上でも話題に(!?)なっている。

 写真を見ると卓球台の周りにはイスが並べられており、テーブル感覚で使用しているよう。ヒカリエの管理事務所に問い合わせて見ると「フロアインテリアとして卓球台を設置し遊び心を演出しております」とのことだった。卓球人としてはスポーツとして卓球台を活用してほしい気もするが、とにかく話題の新スポットに卓球台が設置というニュースはうれしいもの。「渋谷ヒカリエ」に行った際にはぜひ、7階の卓球台を覗いてみてください。

※写真左:7階レストラン街に設置されているアディダスの卓球台、
右:卓球台を囲んで休憩する来客者(提供:(株)グリーンマスター・ジャパン)
 ITTF(国際卓球連盟)は9月28~30日にイングランド・リバプールで行われる男子ワールドカップでドニックが卓球台のスポンサーになることを発表した。ドニックは昨年パリで行われた男子ワールドカップで卓球台のスポンサーとなり、この度今年の大会を含め2015年までの計4大会のスポンサー契約を更新した。

 ドニックは1978年にドイツで設立。創立者のゲオルグ・ニクラス博士(Dr. Georg Nicklas)のDoctorから2文字、Nicklasから3文字の頭文字をとり、Donicと名付けられた。ワルドナーとパーソンというスウェーデンのビッグスターと長年にわたりスポンサー契約を結んでおり、最近ではヨーロッパの若手・オフチャロフ(ドイツ)とスカチコフ(ロシア)ともスポンサー契約を結んでいる。

 今回の契約の更新にITTFのアダム・シャララ会長はこうコメント。「ドニックからワールドカップの契約更新の話をいただき、とてもうれしく思っている。ドニックとの長期のパートナーシップと斬新的な卓球台のデザインを楽しみにしている。」

※写真は2011年の男子ワールドカップでドニックの卓球台でプレーする張継科とオフチャロフ(提供:マンフレッド・シリング)
 2012年世界ろう者選手権大会最終日の6日は男女シングルスの決勝トーナメントが行われ、女子シングルスで上田萌が初優勝を成し遂げた。
 上田は準決勝では団体戦で敗れた中国の史冊に対し、苦しみながらも4ー3で勝利。また佐藤も団体戦で敗れたロシアのコンドラトワに対し4ー1で勝利し、決勝は日本選手対決となった。
 試合は上田が得意の投げ上げサービスから3球目攻撃を積極的に仕掛け、佐藤の攻撃を封じる展開に。ゲームカウント4ー2で上田が佐藤を下し、悲願の初優勝を果たした。
 試合後のコメントで上田は、「小さい頃からろう者の世界大会で金メダルを獲り、頂点を目指すことを目標にしてきた。その夢が叶って本当に嬉しいですが、今は色々なプレッシャーから解放されてホッとしています」と述べた。上田は今大会3冠(団体、ダブルス、シングルス)を達成。今月26日から韓国で行われる「第7回アジア太平洋ろう者競技大会」での活躍も期待される。また男子シングルスでは日本の望月がベスト8に進出したが、メダル獲得は成らなかった。 

●女子シングルス決勝上田 6、-9、10、-5、8、3 佐藤

【本大会の金メダリスト一覧】
男子団体:中国
男子シングルス:温智スァン(チャイニーズタイペイ)
男子ダブルス:王聰・張超越(中国)
女子団体:日本
女子シングルス:上田萌(日本)
女子ダブルス:上田萌・佐藤理穂(日本)
混合ダブルス:王聰・史冊(中国)

写真左:大会を通して丁寧なプレーが光っていた上田
写真中央:元気一杯のプレーで会場を盛り上げた佐藤
写真右:決勝終了後の上田と佐藤
 全日本選手権(一般)出場という経歴を持つアーティスト「RYO」が、4月30日にCDデビューした。発売された1stシングルCDのタイトルは「GRADUATION」。6月には仙台でライブイベントも開催される。現在も卓球のコーチとして活動を続けているアーティスト「RYO」を応援しよう!

■ シングルCD RYO『GRADUATION』
1,200円(税込み)
発売元:BAT-BEAT TRACKS INC.
販売元:タワーレコードディストリビューション

■ ライブ出演『ヨシヒデとゆかいな歌仲間コンサート』
6月22日(金)18:00~ 宮城・仙台福祉プラザ チケット:3,000円
※購入問い合わせ:オー・エス・プロジェクト/090-8252-6677(齋藤)

※4/30に発売となった1st CD『GRADUATION』
 ウェールズ卓球協会会長のベティ・グレイさんがロンドン五輪の聖火ランナーに選出され、5月下旬に彼女の地元地域である南部の都市スウォンジで聖火リレーを行う。
 グレイさんは現在91歳。1939年に卓球を始め、ウェールズでの女子シングルス優勝は10回を数える。また、世界選手権にも9回出場。近年では2006年の世界ベテラン選手権大会の女子ダブルス85歳以上の部で優勝、2007年のヨーロッパベテラン選手権大会でも同部門で優勝している。

 今回、五輪の聖火ランナーに選ばれたグレイさんのコメント:
「卓球を始めてたくさんの国に行くことができ、多くの素敵な人々に出会うことができた。今回、聖火ランナーに選ばれたことはとても名誉なこと。今年の夏はロンドンで様々な種目を観戦したい。スポーツは全般的に好きだが、卓球とテニスは特に注目したい。」

※写真は五輪聖火ランナーに選ばれたグレイさん(提供:ITTF by TTAW West)