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 1月22〜26日まで、ポルトガル・ゴンドマルで行われていた東京五輪・卓球競技の世界団体予選が終了。男女各9チームが団体出場権を獲得した。これに各大陸選手権などでの優勝で出場権を勝ち取った男女各6チーム、そして開催国の日本を加え、男女とも五輪団体戦に出場する16チームが確定した。世界団体予選の主な結果は下記のとおり。

〈男子〉●第1ステージ・代表決定戦
韓国 3−0 チェコ
スロベニア 3−1 インド
クロアチア 3−0 イギリス
スウェーデン 3−0 ハンガリー
フランス 3−0 スロバキア
ポルトガル 3−0 ベルギー
セルビア 3−2 香港
チャイニーズタイペイ 3−0 ポーランド
●第2ステージ(代表決定戦で敗れた8チームによるトーナメント)・代表決定戦
香港 3−0 チェコ

〈女子〉●第1ステージ・代表決定戦
香港 3−0 ベラルーシ
オーストリア 3−1 スペイン
ポーランド 3−1 ウクライナ
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 3−1 韓国
シンガポール 3−2 オランダ
ハンガリー 3−1 ポルトガル
ルーマニア 3−2 インド
チャイニーズタイペイ 3−0 フランス
●第2ステージ・代表決定戦
韓国 3−1 フランス

★東京五輪・卓球競技 男子団体出場チーム
中国、ドイツ、日本、韓国、チャイニーズタイペイ、スウェーデン、ブラジル、フランス、ポルトガル、クロアチア、香港、スロベニア、エジプト、アメリカ、セルビア、オーストラリア

☆東京五輪・卓球競技 女子団体出場チーム
中国、日本、チャイニーズタイペイ、香港、韓国、ドイツ、シンガポール、ルーマニア、オーストリア、アメリカ、ポーランド、ハンガリー、エジプト、北朝鮮、ブラジル、オーストラリア

※2020年1月発表のワールドチームランキング順

 世界団体予選の男子では、ピッチフォードを擁するイギリスに完勝したクロアチア、エースに成長したヨルジッチの活躍でインドを破ったスロベニア、オーストリアと香港をともに3−2で破って最大の波乱を演出したセルビアなど、東欧勢の活躍が光った。香港は第2ステージを勝ち上がり、五輪団体の最後の切符を手にしたが、チームランキング9位のインド、オーストリア、そしてイギリスチームの主力であるイングランドは五輪団体の舞台に立つことができない。

 一方、女子は世界団体予選の第1ステージで北朝鮮に敗れた韓国が、第2ステージを勝ち上がって辛くも団体出場権を手にした。女子はそれほど大きな番狂わせはなかったが、37歳のリー・ジャオが出場したオランダがシンガポールをラストまで追い詰め、苦しめた。

 五輪団体出場権を獲得したチームは、同時にシングルス2名の出場権も獲得。残るシングルスの出場権は、各大陸予選や5月28〜31日にカタール・ドーハで行われる世界最終予選で決定。シングルスの出場枠は64〜70名となる見込みだ。
 混合ダブルスの出場権は昨年12月のITTFワールドツアー・グランドファイナルでベスト4に入った4ペアがすでに出場権を獲得しているが、残りの出場権は1月28日〜2月2日のドイツオープン、3月3〜8日のカタールオープンの決勝進出ペアや各大陸予選などで決定していく。混合ダブルスの出場枠は16ペアだ。

下写真:ITTF(国際卓球連盟)提供
  • 香港戦ラストで黄鎮廷を破り、セルビアに団体出場権をもたらしたレバジャッチ

  • ベテランのトキッチとともにスロベニアを牽引したヨルジッチ

  • ルーマニアのモンテイロ-ドデアン、難敵インド戦の5番で決勝点

  • 五輪団体の最後の切符を手にした韓国女子。申裕斌は安堵の笑顔

  • 実力差を見せつけて五輪団体出場の韓国男子。日本の手強いライバルだ

 現在、ポルトガル・ゴンドマルで行われている東京五輪・卓球競技の世界団体予選。1月23日、女子第1ステージの代表決定戦8試合のうち4試合が行われ、ポーランド、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)、シンガポール、ハンガリーが五輪団体戦への切符を手にした。世界団体予選では男女各9チームが五輪団体戦の出場権を獲得し、団体戦に出場する全16チームが決定する。

 一方、順当に代表切符を手にすると思われていた韓国は、代表決定戦で北朝鮮に当たるという厳しいドローになり、1−3で惜敗。代表決定戦で敗れた8チームがトーナメントを行う第2ステージに回った(勝ち抜いた1チームのみ代表権獲得)。実は大会直前の1月18日、韓国女子は昨年12月に辞任した劉南奎監督の後任として、秋教成(94年アジア競技大会・男子複優勝)が監督に就任。新体制は苦難の船出となった。

 北朝鮮戦に出場した韓国女子のメンバーは、徐孝元・崔孝珠・申裕斌。エース格の田志希が、この重要な五輪団体予選に出場していないのには理由がある。五輪団体予選は良いシードを獲得するため、世界ランキングが高い選手を出場させるのが基本だが、劉南奎・前監督は世界ランキングではなく国内選考会で代表選手を選出。田志希は選考会での成績が振るわなかった。

 このことに不満を抱いた田志希は、劉南奎・前監督に抗議。その時の会話を録音し、韓国卓球協会に提出した。日頃から劉南奎・前監督による「パワハラ」に当たる言動もあり、田志希や梁夏銀ら一部の代表選手は不満を募らせていたようだ。結局、昨年12月に劉南奎は監督を辞任。騒動の渦中にある田志希も、五輪団体予選への協会推薦枠を得ることができず、韓国女子は大幅な戦力ダウンを強いられている。

 卓球が初めて五輪競技に加わった1988年ソウル五輪の男子金メダリストで、韓国卓球界のシンボルとも言える劉南奎。しかし、指導者としては韓国男子チームの監督職も就任と辞任を繰り返し、今また女子チームの監督の座からも降りることになった。初の自国開催となる世界選手権団体戦・釜山大会を前に、内紛を繰り返す負のスパイラルから抜け出せない韓国卓球界。韓国卓球協会の若きトップ、柳承敏会長のリーダーシップに期待するしかなさそうだ。
  • 昨年11月のチームワールドカップで、韓国女子のベンチに入った劉南奎・前監督

 日本卓球協会は今日、3月に開催される2020年世界選手権団体戦・釜山大会の日本代表選手を発表。男女とも5名ずつの代表選手が発表された。

【男子】※:の後ろは選考理由
張本智和(木下グループ):五輪代表内定
丹羽孝希(スヴェンソン):五輪代表内定
水谷隼(木下グループ):五輪代表内定
森薗政崇(BOBSON):選考会優勝
宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園):全日本選手権優勝

【女子】
伊藤美誠(スターツ):五輪代表内定
石川佳純(全農):五輪代表内定
平野美宇(日本生命):五輪代表内定・選考会優勝
早田ひな(日本生命):全日本選手権優勝
佐藤瞳(ミキハウス):強化本部選出

 男子は選考条件を満たした5人で既に内定済み。女子は平野が五輪代表内定と選考会優勝で重複したために、残る1人は強化本部推薦で選出。日本女子世界ランキング4番手の佐藤が世界選手権団体戦では初の代表に選出された。

 今日行われた会見で、宮﨑義仁強化本部長は佐藤の選出理由を「日本選手4番手の世界ランキング17位という点、そして中国選手からも勝利を上げている実力を評価しての選出」と語った。また「五輪に向けて、五輪代表に内定している3選手を中心とした起用になると思うが、その際に強化本部推薦で選出された選手が起用されなかった場合、母体チームから不満が出る可能性もある。そうした可能性は選手の母体チームにも伝えた上で、了承を得て選手選出を行った」ともコメントした。

 日本代表選手団は3月12〜19日にかけて代表合宿を行い、3月19日に日本を発って韓国へ。大会は3月22〜29日にかけて開催される。
  • 日本女子、5人目の代表に選出された佐藤瞳(写真は19年世界選手権)

 1月22日、東京2020オリンピック代表候補選手である石川佳純選手(全農)が、都内で行われた『シスコ アスリートアンバサダー石川佳純選手メディアイベント ~卓球×テクノロジーによる戦い方改革2020~』に登場した。

 シスコは、ITおよびネットワークの世界的なリーディングカンパニー。2017年12月、シスコシステムズ合同会社(東京本社:港区)は石川佳純選手(全農)・張本智和選手(木下グループ)とアスリートアンバサダー契約を締結しており、両選手をサポートしている。

 今回のイベントでは、石川佳純選手が、シスコシステムズ合同会社の鈴木和洋氏(代表執行役員会長)、生田大朗氏(マーケティング本部 東京2020オリンピック・パラリンピック 部長)とトークを行い、石川選手のオリンピック代表候補選出までの戦いと、シスコによる最新テクノロジーによるサポート内容などが紹介された。

 試合映像を活用し、ポイントの推移やラリーの軌跡、自身と相手選手の得失点やサービスレシーブのシーンのみを選択できるという石川選手専用のアプリも披露。また、対戦相手のサービス&レシーブの分析レポートなども行われていることなどが紹介された。

 リオ五輪以降、意識的に攻撃的なプレースタイルに変革してきたという石川選手。シスコのデータ分析により、今まで以上にサービス・レシーブの意識が高くなったとのこと。
 「自分のイメージと実際ではギャップがあることが、データとしてはっきり目で見てわかったりして、とても参考になっています。データを活用することで、サービス・レシーブの意識が強くなりました。特にサービスからの得点率を上げることが重要だと感じ、より意識して練習に取り組むようになりました。12月のカナダの大会(ノースアメリカンオープン)ではサービスが効いて勝てた試合もあり、対戦したことのない選手に対しても、映像を見て分析できたのは大きかったですね」(石川選手)

 「オリンピックまで残り半年。後悔のないように、シスコのサポートをパワーに、オリンピックの舞台で一番強い自分であるようにしたい」と語った石川選手。シスコとのタッグで、東京五輪での最高のパフォーマンスを期待したい。
  • トークショーの様子(左から生田氏、石川選手、鈴木氏)

  • 実際にパッドを使ってデモンストレーションする石川選手

  • 会場のザ・リッツ・カールトン東京のグランドボールルームには、多くのメディアが駆けつけた

  • 卓球×テクノロジーでいざ五輪へ!

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 1月13〜19日に大阪・丸善インテックアリーナで開催された2020年全日本卓球。男子シングルスは宇田幸矢、女子シングルスは早田ひなの初優勝で幕を閉じた。各種目の上位入賞者は以下のとおり。


●男子シングルス
優勝:宇田幸矢(EA/大原学園)、準優勝:張本智和(木下グループ)
3位:吉田雅己(FPC)、戸上隼輔(野田学園高)

●女子シングルス
優勝:早田ひな(日本生命)、準優勝:石川佳純(全農)
3位:橋本帆乃香(ミキハウス)、伊藤美誠(スターツ)

●男子ダブルス
優勝:三部航平/及川瑞基(専修大)、準優勝:戸上隼輔/宮川昌大(野田学園高)
3位:江藤慧/松下大星(クローバー歯科カスピッズ)、笠原弘光/上村慶哉(シチズン時計)

●女子ダブルス
優勝:伊藤美誠/早田ひな(スターツ/日本生命)、準優勝:芝田沙季/大藤沙月(ミキハウス/ミキハウスJSC)
3位:塩見真希/梅村優香(ミキハウス/中央大)、長崎美柚/木原美悠(EA/大原学園/EA)


●混合ダブルス
優勝:森薗政崇/伊藤美誠(BOBSON/スターツ)、準優勝:張本智和/長崎美柚(木下グループ/EA/大原学園)
3位:軽部隆介/松本優希(鹿児島相互信用金庫/サンリツ)、上村慶哉/阿部愛莉(シチズン時計/デンソー)

●ジュニア男子
優勝:吉山僚一(愛工大名電中)、準優勝:松島輝空(木下グループ)
3位:手塚崚馬(明徳義塾高)、横谷晟(愛工大名電高)

●ジュニア女子
優勝:大藤沙月(ミキハウスJSC)、準優勝:小塩遥菜(EA)
3位:横井咲桜(ミキハウスJSC)、杉田陽南(香ヶ丘リベルテ高)

※EA=JOCエリートアカデミー

大会の詳細は「全日本卓球速報」をご覧ください↓
http://world-tt.com/ps_info/ps_report.php?bn=196&pg=HEAD&page=BACK&rpcdno=108#108
※一部、画像が表示されない状態になっております。ご迷惑をおかけしますが、復旧まで今しばらくお待ちください

「天皇杯・皇后杯 2020年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)」の模様は、卓球王国2020年4月号(2/21発売)で掲載します。
 1月10・11日、国際卓球連盟(ITTF)の実行委員会がインド・デリーで開かれ、東京2020オリンピックおよび主要なITTFの大会において、ビデオ判定〈Table Tennis Review(TTR)テクノロジー〉が採り入れられることが決まった。

 サイド・エッジの判定や、サービスでのレットの判定などにおいて、選手が審判の判定を不服とした場合にTTRを要求することができる。

 ビデオ判定(TTR)については、2019 ITTF ワールドツアー・グランドファイナル(12月)で試験的に導入され、権利は1試合に2回までで行われた(成功すれば回数は減らない)。審判の手元にはモニターが置かれ、判定はデータ処理のチームが行っていた。

 2019年の世界選手権(個人戦)女子ダブルスの決勝戦では、日本の伊藤美誠/早田ひな(スターツ/日本生命)が非常に重要な局面でのサービスの判定をめぐり審判に不服を申し出たが認められなかった。その経緯もあり、日本卓球協会はITTFにビデオ判定の導入を要望していた。

 ITTFは、選手からのレビューの要望から最終判定までの時間を短縮するなど、可能な限りベストなシステムを構築していく予定だ。

 また、世界選手権(団体戦)については、将来的に複数都市での開催を認めることを決定。ITTFは中国卓球協会(CTTA)と、中国・成都で開催される「2022年世界選手権(団体戦)ファイナル」において、中国の複数都市での開催を検討している。

 これは、サッカーやバレーボールのワールドカップなど主要スポーツイベントが採り入れている方式で、複数都市での開催により、ファンの増加、より多くの試合をテレビでカバーできるようになることなどが期待される。


  • グランドファイナルより。馬龍のサービスは頭で隠れているということで「UNSUCCESSFUL」

  • グランドファイナルより。判定場面が映された大型ビジョン

 昨日、1月6日に東京・新宿のnaked loftで、卓球王国コラムニストの伊藤条太氏のトークライブ「卓球漫談 ディープ&クレイジー! 奇天烈卓球の世界」が開催された。会場は55人定員のところに立ち見客も出るほどの盛況ぶりで、アルコールあり、食事ありの深くて、おかしなトークショー。笑いの耐えない面白ライブとなった。

内容は・・・
・80年代卓球暗黒時代
・とんでも卓球本
・卓球マニア
・奇天烈卓球史

次々画面に面白写真や映像が流れた。会場には卓球大好きのアナウンサー、福澤さんや、某大手卓球メーカー社長まで駆けつけ、2時間半を楽しんだ。

要望とお客さんがいれば、伊藤氏は全国どこでも出かける意向を表明している。
  • 独特の語り口で深い卓球話を披露する伊藤氏

  • 会場は満員、立ち見のお客さんもいた

 東京五輪・代表候補の男女各3名の発表後、会見場ではNTCで練習中の張本智和選手、石川佳純選手による囲み取材が行われた。

 張本智和選手は「正式な発表なので少し安心しました。ここから新たなスタートとして頑張りたい」とコメント。3人目の代表候補として選出された水谷に対し、「卓球を始めた頃から水谷さんを全日本選手権で見てきたし、団体戦での心強さがあります。小学5年生の時にテレビ番組で、水谷さんに『一緒に団体で戦おう』と言われたので、それが実現できてうれしい」と歓迎のコメントを残した。

 「これから毎日、頑張ることだけなのは同じだけど、近づくにつれて緊張もしてくると思うので、平常心で努力ができることは大事だと思います。大晦日と元旦の2日間は休んで、1月2日から練習をしています。足の故障は痛みもなくなり、一昨日くらいからはテーピングを外して練習しています。
 全日本選手権は去年は自分のプレーができていなくて、今年はオリンピック代表としてもっと負けられない。そのプレッシャーの中で勝つことが、オリンピックで安定して勝つことにもつながるので、全日本で優勝して今年をスタートさせたい。団体では、常に毎回2点を取るのがエースとしての自覚だし、それをやってこそ初めてエースだと思います」(張本)

 一方の石川は、チーム最年長の27歳で東京五輪を迎える。2013年に東京五輪の開催が決まった時には、夜中に母親の久美さんから電話がかかってきて、開催決定を告げられたという。「6年前はメダルを獲るのが夢でしたけど、今は『金メダルを獲りたい』と思う。それは自分自身、すごく変わった部分だと思います」と自らの成長に手応えを感じている。

 「オリンピックは初戦から決勝まで、本当に何が起きるかわからない。その中でどれだけブレずに自分のプレーができるかが大事。そこでのメンタルの調整は、過去2大会を通じて勉強できた部分が大きいと感じています。
 中国を倒すためには、やはり点を取らないとダメ。やっぱりダブルスですね。今までと違って1番がダブルスなので、ダブルスの重要性は今まで以上に高くなっているし、自分もしっかり理解している。これからダブルスの強化は、サウスポーとしてしっかりやっていきたい。それがシングルスに生きる部分も大きい」(石川)

 また、会見には不在だったが、丹羽孝希選手と平野美宇選手のコメントも発表された。両選手のコメントは下記のとおり。

「日頃より、沢山のご支援・ご声援をいただきありがとうございます。この度、東京2020オリンピック代表に推薦していただくことができました。2016年4月にスヴェンソン所属のプロ選手として活動することを決めた際にもコメントしたとおり、今まで以上に勝ちにこだわり、東京オリンピック代表を目指しプレーを続けてきました。
 代表推薦を嬉しく思うのと同時に、2大会連続メダル獲得を目指し、より一層努力し、良い結果が残せるよう頑張って参ります。2020年も多くの試合に出場する予定となっておりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします」(丹羽)

「この度は、東京2020卓球女子代表候補に選んでいただき、大変嬉しく思います。金メダルを目指し、石川選手・伊藤選手と共に力を合わせて、チームに貢献できるように精一杯頑張りますので、皆様ご声援の程よろしくお願い致します!」(平野)
  • 「ここから新たなスタートにしたい」と語った張本

  • 石川は3大会目の五輪出場。落ち着いて抱負を語った

  • テレビ局はまさに全局集合、注目度の高さをうかがわせた

  • 夏の東京体育館で、日本チームが新たな歴史を作る!

1月6日正午、東京北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターにて、2020年東京五輪に内定された選手が発表された。

注目の3人目は男子は水谷隼、女子は平野美宇。男女3名ずつ計6名、この選手たちで東京五輪を戦うことになる。

男子代表候補選手
張本智和(木下グループ) WR5 シングルス/団体
丹羽孝希(スヴェンソン) WR15 シングルス/団体
水谷隼(木下グループ) WR16 団体/混合ダブルス

女子代表候補選手
伊藤美誠(スターツ) WR3 シングルス/団体/混合ダブルス
石川佳純(全農) WR9 シングルス/団体
平野美宇(日本生命) WR11 団体

混合ダブルス代表候補選手
水谷隼/伊藤美誠(木下グループ/スターツ)

シングルス枠は男子は張本智和、丹羽孝希、女子は伊藤美誠、石川佳純。
混合ダブルスは水谷/伊藤のペアが選出された。

※WR=世界ランキング(2020年1月現在)

【団体戦に出場する3人目の選考の理由】

水谷隼の理由 倉嶋洋介監督のコメント
「全日本選手権ダブルスで7度の優勝、世界選手権でも2度のメダルを獲得しているダブルスの名手。右利きとのペアはもちろん、たとえ左利きとのペアでも五輪で戦える戦力になる。シングルスにおいてもリオ五輪銅メダルの実績があり、近年の世界選手権団体戦でも日本のエースとして幾度となくメダル獲得に貢献。団体戦に強さを発揮できる選手。世界ランキングでも日本人3位。チームワールドランキング2位以内を目標としてきました。
1月のチームランキングは3位ではありますが、日本人上位3選手であれば目標達成が期待できる。そして長年日本のエースとして世界と戦ってきた選手であります。数多くの厳しい戦いを乗り越えてきました。チームの精神的支柱としてチームに最大限貢献してほしい」

平野美宇の理由 馬場美香監督のコメント
「昨年出場した国際大会でのダブルスで石川と組み、アジア選手権で銅メダル、ワールドツアーで準優勝、3位など好成績を残し、ダブルスで団体戦に貢献できると判断。また2017年アジア選手権で中国3選手を破り金メダル、2017年世界選手権で銅メダルを獲得。19年世界選手権シングルスでベスト8。2020年1月の世界ランキング11位と日本選手上位3番目の成績を残しており、団体戦のシングルスでも活躍ができる。平野が団体戦メンバーに入ることでオーダーを対戦国によって変えやすくなると考えた」

混合ダブルスの理由 倉嶋監督のコメント
「ワールドツアーグランドファイナル準優勝をはじめ、各ワールドツアーで安定した実績を残した。中国の世界チャンピオンペアに対しても僅差の戦いをし、想定するライバルペアに対しても実績を積んだということ。伊藤の変幻自在なプレーと水谷の安定性がペアとしてマッチし、高い安定感と爆発力を生み出し、日本人ペアとして実力・実績・ランキングからも最もメダルに近いペアであると判断した」