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欧州リポート

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 ロシアリーグ・ラウンド4に水谷隼(beacon.LAB)が出場。ラウンド3に続き単複全勝で、チームも前期に続く優勝を果たした。このあと5月の世界選手権後にプレーオフが行われ、総合優勝チームが決定する。最大の難敵と思われたオレンブルクはオフチャロフ(ドイツ)、サムソノフ(ベラルーシ)、スミルノフ(ロシア)の主力3人がそろって欠場したため、残念ながら水谷との対戦はなかった。


2014-2015ロシアリーグ・ラウンド4(後期後半戦)
<UMMC 4-0 フンタオ>
○水谷 5、5、-7、2 ペトルヒン
○水谷/シバエフ -5、2、8、8 グラディエフ/ペトルヒン

<UMMC 4-1 カザン>
○水谷 5、2、4 ムティグリン
○水谷/シバエフ 6、-11、6、7 ムティグリン/ムルジン

<UMMC 4-0 エール>
○水谷 4、9、4 チェルノフ

<UMMC 4-0 オレンブルク>
○水谷 8、5、5 イヴォニン
○水谷/シバエフ 2、8、9 クズミン/イヴォニン

☆水谷隼通算成績
シングルス4勝0敗/ダブルス3勝0敗
  • 格下相手に取りこぼしなく全勝の水谷(写真は15年ジャパントップ12)

 昨日フランスリーグ第16節が行われ、松平賢二(協和発酵キリン)が出場した。昨シーズンのECLチャンピオンのポントワーズと対戦したアンジェ。前回の対戦では松平がスウェーデンのK.カールソンを下し、フレイタス(ポルトガル)をフルゲームまで追いつめるなど、活躍を見せたが、1−4で敗れている。この日は2番に出場の松平が王建軍を下すも、その後はポイントを奪えず、前回同様1−4で敗戦。
 また、ポントワーズはこの勝利により、シーズン残り2試合を残して2014−2015シーズンのフランスリーグ優勝を決めた。フレイタスが16節を終えて23勝4敗と圧倒的な成績でチームを引っ張った。試合の結果は下記のとおり

2014/2015 フランスリーグ・プロA第16節
<ポントワーズ 4-1 アンジェ>
○フレイタス 3、9、6 ルンクイスト
 王建軍 7、-7、-9、6、-8 松平○
○K.カールソン 7、6、8 レグー
○フレイタス 4、6、-11、9 松平
○K.カールソン 4、5、-6、10 ルンクイスト
☆松平賢二通算成績:シングルス9勝9敗(第16節終了時点)
  • 1勝1敗の松平(写真は15年ジャパントップ12)

 ヨーロッパナンバー1クラブを決めるECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)準決勝2戦目が終了。決勝へ進出する2チームが決定した。結果は下記のとおり

【2014-2015 ECL準決勝第2戦】
<オレンブルク(ロシア) 3-1 ニーダーオーストリア(オーストリア)>
○オフチャロフ 7、6、8 フェゲル
○サムソノフ 5、10、5 侯英超
 スミルノフ 10、-10、-6、3、-3 ハベソーン○
○オフチャロフ 8、-11、7、8 侯英超
☆オレンブルクが決勝進出

<デュッセルドルフ(ドイツ) 3-1 シャルトル(フランス)>
○ボル 13、6、-7、6 ガルドス
 フランチスカ -7、7、9、-8、-12 イエレル○
○アチャンタ 8、11、8 エロワ
○ボル 5、9、8 イエレル
☆デュッセルドルフが決勝進出

 第1戦につづき、オレンブルクとデュッセルドルフが勝利し、決勝進出を決めた。オレンブルクはオフチャロフとサムソノフの強力2枚看板、デュッセルドルフはエースのボルに、ギオニス、アチャンタ、フランチスカと穴のない布陣で、決勝は好ゲームが期待される。ボルとフランチスカが故障で戦線離脱していた時期があったデュッセルドルフはブンデスリーガ、ECLとなかなかフルメンバーで試合に臨むことができていなかったが、ようやくメンバーが揃った。決勝もホーム&アウェイの2戦制で行われ、5月8〜10日のいずれかで第1戦が行われる。

 またETTUカップ準決勝第2戦も開催され、吉田海偉が出場し、2勝を上げる活躍で決勝進出を決めている。松平賢二所属のアンジェは勝利したが、2戦合計の結果で準決勝敗退。松平は出場がなかった。

【2014-2015 ETTUカップ準決勝第2戦】
<アンジェ(フランス) 3-2 エースローブ(スウェーデン)>
○ルンクイスト 5、-12、5、-8、10 オーベルホー
 ヨン・パーソン -10、-2、3、-3 徐輝○
○レグー -8、11、10、-9、9 スベンソン
 ルンクイスト -9、-7、-9 徐輝○
○ヨン・パーソン 7、3、5 オーベルホー
☆エースローブが決勝進出

<グルジョンツ(ポーランド) 3-1 ロマーニュ(フランス)>
○吉田 4、9、-13、-8、6 陳天元
○ワン・ヤン -6、4、3、-8、1 オリベイラ
 ザトウカ -6、-9、-7 サリフ○
○吉田 7、6、6 オリベイラ
☆グルジョンツが決勝進出
  • 2得点で勝利に貢献のボル(写真は14年Wカップ)

  • 決勝進出を決めた吉田(写真は15年ジャパントップ12)

 リーグ戦の最終節となるブンデスリーガ第18節が行われ、吉田雅己(愛知工業大)が出場した。フリッケンハウゼンの森薗政崇(明治大)は第18節には出場せず、14勝16敗という成績で今シーズンを終えた。第18節の結果、リーグ戦最終順位は下記のとおり


3月29日ブンデスリーガ第18節
<デュッセルドルフ 3-0 ベルクノイシュタッド>
○アチャンタ 4、9、-10、4 メンゲル
○フランチスカ 8、9、10 ツボイ
○ハイスター -8、8、5、7 ドゥダ

<マーバーツェル 3-1 フリッケンハウゼン>
○王熹 -13、-10、6、6、8 チウ・ダン
○フィルス 8、14、3 パイコフ
 ズース -5、-9、-7 チウ・リャン○
○王熹 8、9、11 パイコフ

<グレンツァオ 3-2 ミュールハウゼン>
○吉田 8、-10、-11、9、8 ヒールシャー
 ガチーナ 8、-9、-9、-11 バルドン○
 グロット 6、4、-11、-5、-8 ヴォジツキ○
○ガチーナ 9、-8、7、-10、8 ヒールシャー
○吉田 -7、11、10、10 バルドン

<オクセンハウゼン 3-0 ブレーメン>
○カルデラノ 9、-4、2、8 チオティ
○ピチフォード 6、-2、-7、6、8 シュテガー
○スカチコフ 5、9、8 スッチ

<ザールブリュッケン 3-0 ハーゲン>
○アポローニャ 9、-9、3、9 イオネスク
○トキッチ 9、7、5 ワルサー
○マテネ 3、7、5 A.フェイヤーコナート
☆吉田雅己通算成績:シングルス14勝9敗(第18節終了時点)
☆森薗政崇通算成績:シングルス14勝16敗(第18節終了時点)

★★★ブンデスリーガ最終順位★★★
1位:デュッセルドルフ
2位:グレンツァオ
3位:マーバーツェル
4位:ザールブリュッケン
5位:オクセンハウゼン
6位:ブレーメン
7位:ベルクノシュタッド
8位:フリッケンハウゼン
9位:ハーゲン
10位:ミュールハウゼン
★★★★★★★★★★★★★★★★★

 吉田はラストでの勝利含む2得点の活躍で勝利に貢献。これでグレンツァオは2位でリーグを終了し、プレーオフ進出を決めた。吉田の個人成績は14勝9敗。単身ドイツで腕を磨き、昨年末の世界選手権選考会では見事代表権を獲得、2月のジャパントップ12でも水谷隼を下すなど、ブンデスリーガでのタフな試合での着実に力をつけている。
 グレンツァオは4月11、19日にリーグ3位のマーバーツェルとプレーオフ準決勝を戦う。今シーズンの対戦成績は1勝1敗で、どちらも5番までもつれる接戦。王熹、フィルスのカットコンビは強敵だが、なんとか準決勝を乗り越えて決勝進出を果たしてほしい。なお、プレーオフもう1カードは1敗のみでリーグを終えた1位デュッセルドルフと4位のザールブリュッケンの対戦。こちらの試合も4月11、19日に試合が行われる。
(浅野)
  • リーグ最終戦を2勝で締めた吉田(写真はジャパントップ12)

 先週末に行われた男子ブンデスリーガ1部に吉田雅己(愛知工業大)、森薗政崇(明治大)が出場した。吉田はスカチコフに勝利し、チームもマーバーツェルを下した。所属するグレンツァオはこの試合を終えて2位につけており、リーグ戦残り1試合を前に、上位4チームが進出できるプレーオフ出場権を確実なものにしている。森薗はトップで勝利し、4番でもヒールシャーにフルゲームまで迫ったが、惜しくも敗れた。フリッケンハウゼンはこの試合に勝利したが、残念ながら現在8位で、プレーオフ進出の可能性は絶たれている。昨年8月に開幕したシーズンもリーグ戦は残り1試合。両選手ともに、リーグ戦最終戦となる次節では会心の試合を見せてほしい。
 なお女子1部には吉田光希、男子2部には及川瑞基(青森山田高)が出場している。試合の結果は下記のとおり。(浅野)

2月27日ブンデスリーガ第17節
<デュッセルドルフ 3-1 マーバーツェル>
○ボル 5、5、10 フィルス
 アチャンタ -4、-10、-9 王熹○
○フランチスカ 7、-10、9、10 ズース
○ボル 8、5、-8、-7、4 王熹

3月15日ブンデスリーガ第17節
<ザールブリュッケン 3-1 ブレーメン>
 トキッチ 8、-10、-7、7、-5 シュテガー○
○アポローニャ 7、6、6 チオティ
○マテネ 5、-9、6、10 クリサン
○アポローニャ 6、10、7 シュテガー

<グレンツァオ 3-1 オクセンハウゼン>
 ガチーナ -7、-5、-1 ピチフォード○
○吉田 10、9、9 スカチコフ
○グロット -11、4、8、10 ゴーズィ
○ガチーナ -9、9、6、-9、8 スカチコフ

<フリッケンハウゼン 3-2 ミュールハウゼン>
○森薗 7、4、2 ヴォジツキ
 パイコフ -6、-9、-6 ヒールシャー○
○チウ・リャン 9、5、-5、10 バルドン
 森薗 -8、-7、12、2、-10 ヒールシャー○
○パイコフ 7、6、12 ヴォジツキ

<ハーゲン 3-1 ベルクノイシュタッド>
○ワルサー 4、5、-8、-8、7 ドゥダ
○イオネスク 9、5、-7、-9、8 メンゲル
 A.フェイヤーコナート -6、-5、-5 ツボイ○
○ワルサー 9、-9、-7、9、6 メンゲル
☆吉田雅己通算成績:シングルス12勝9敗(第17節終了時点)
☆森薗政崇通算成績:シングルス14勝16敗(第17節終了時点)

3月15日 女子ブンデスリーガ1部
<ベーブリンゲン 5-5 フォクサ>
○ゴッシュ/吉田 5、4、7 ドゥチ/レナー
 吉田 -6、-10、-12 ミュールバッハ○
 吉田 -13、-6、7、8、-11 シャビリナ○
☆吉田光希通算成績:単10勝9敗/複9勝5敗(第14節終了時点)

3月14日 ブンデスリーガ2部
<フリッケンハウゼンⅡ 5-5 ウェインハイム>
 及川/チウ・ダン -9、6、-5、3、-6 デヴォス/シュリクター○
○及川 -11、7、7、8 シュリクター
○及川 3、7、5 デヴォス
☆及川瑞基2部通算成績:単8勝2敗/複2勝4敗(第13節終了時点)
 ECL準決勝が開催される中、ETTUカップも準決勝が行われた。ETTUカップとはECLと同様、ヨーロッパ各国のクラブによって優勝を争うカップ戦であり、まず、各国の国内リーグの上位チームで、ECLの出場権を獲得できなかったチームによって決勝トーナメント4回戦まで行われる。そして、勝ち残った4チームが、ECLの予選リーグA~Dで3位となり、決勝トーナメント進出を逃した4チームと準々決勝を戦うこととなっている。残念ながらECLでは日本人選手所属チームはすべて敗退してしまったが、こちらには吉田海偉と松平賢二の2人が出場し、ともに準々決勝を突破し、準決勝に挑んだ。

【2014-2015 ETTUカップ準決勝第1戦】
<エースローブ(スウェーデン) 3-1 アンジェ(フランス)>
○徐輝 7、9、10 ヨン・パーソン
 スベンソン -10、-7、-8 ルンクイスト○
○オーベルホー -9、6、9、-4、-7 松平
○徐輝 -8、-6、10、8、4 ルンクイスト

<グルジョンツ(ポーランド) 3-1 ロマーニュ(フランス)>
 スッチ -8、-7、-9 陳天元○
○吉田 12、8、7 サリフ
○ワン・ヤン 12、4、6 オリベイラ
○吉田 8、6、-10、10 陳天元

 松平はオーベルホーにリードを奪いながらも悔しい逆転負けで、チームも敗戦。2戦目での逆転にかける。一方、吉田は2得点の活躍で勝利に貢献。日本選手のなかではベテランの域に入っているが、プレーはまだまだ健在だ。ポーランドリーグでは8戦全勝と活躍中で、先日吉田本人が話してくれた情報によると、彼のペンドラスタイルはポーランドでも人気で、特にバックハンドを振り抜いて得点した際には観客がドッと沸くという。地元の子どもたちも、練習の休憩時間にペンホルダーの握りでバックハンドを真似るなど、異国からやってきた「助っ人」のプレーに興味津々のようだ。2月末に行われたジャパントップ12でも、ペンドラらしい魅せるプレー全開で会場を沸かせていたが、その人気はポーランドでも変わらない。
 ETTUカップ第2戦は4月3日に開催される。こちらも2戦合計の得点で決勝進出チームが決定する。(浅野)
  • まだまだ強い、吉田海偉(写真は15年ジャパントップ12)

 ヨーロッパナンバー1クラブを決めるECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)準決勝1戦目が終了した。第1戦目の結果は下記のとおり。

【2014-2015 ECL準決勝第1戦】
<オレンブルク(ロシア) 3-1 ニーダーオーストリア(オーストリア)>
○サムソノフ -9、7、5、9 侯英超
○オフチャロフ -6、-7、10、6、10 フェゲル
 スミルノフ 8、-9、-8、9、-3 ハベソーン○
○オフチャロフ -4、-5、8、4、8 侯英超

<デュッセルドルフ(ドイツ) 3-1 シャルトル(フランス)>
○フランチスカ -8、12、-10、3、9 ガルドス
○ボル 5、-10、-9、2、9 エロワ
 ギオニス -11、-4、-9 イエレル○
○ボル -6、5、-6、3、8 ガルドス


 優勝候補のオレンブルクはニーダーオーストリアに勝利。スミルノフが敗れ、故障で先週開催されたドイツ選手権を棄権したオフチャロフが2試合ともに2ゲームを先行されてから逆転と苦戦したが、なんとか1戦目を乗り切った。
 前回王者のポントワーズ(フランス)に勝利して準決勝に進んだデュッセルドルフは、水谷隼所属の(UMMC)を下して勝ち上がったシャルトルと対戦。故障明けのエース・ボルが苦戦するも、シャルトルを振り切った。シャルトルはエースのガオ・ニンが欠場、代わりに出場した大ベテランのエロワが予想外(?)の健闘を見せたが、勝利には届かなかった。
 準決勝第2戦は4月3、4日に行われ、2試合の勝敗の合計で、決勝進出チームが決定する。(浅野)
 現在欧州各国で国内選手権が行われているが、3月6〜8日にはドイツ選手権が開催された。他国の場合、代表クラスやトップランカーが国内選手権に出場しないケースも多い。しかしドイツ選手権にはオフチャロフを除くナショナルチームメンバーがずらりと並び、レベルの高いゲームが展開された。

 男子シングルスはボルが決勝でフィルスを下し、通算10回目の優勝を果たした。故障でブンデスリーガ、ワールドツアーの欠場が続いていたが、強さは健在。実は優勝を決めた3月8日はボルの34歳の誕生日。自らのバースデーに優勝で花を添えた。女子シングルスは期待のサウスポー・ゾルヤがウィンターに勝利し、初優勝。ダブルスでも頂点に立ち、見事二冠を達成した。

 またルーマニアでも国内選手権が行われ、サマラが女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3冠を達成。帰化選手を除く欧州選手最高位となる世界ランク14位の実力を見せつけた。男子シングルスはブンデスリーガで活躍中のイオネスクが制した。昨年のヨーロッパ選手権男子団体で初優勝を果たすなど、今勢いのあるポルトガルはフレイタス、アポローニャ、モンテイロが欠場する中、ここ最近ワールドツアーで活躍を見せている若手のジェラルドが初優勝。ジェラルドと決勝を戦ったディオゴ・チェンも18歳と次の世代も力をつけている印象だ。

各国の国内選手権優勝者は下記のとおり

【ドイツ】男子:ボル 女子:ゾルヤ
【ルーマニア】男子:イオネスク 女子:サマラ
【ポルトガル】男子:ジェラルド 女子:フィンス
  • 10度目の優勝を果たしたボル(写真は14年ワールドカップ)

 先週末にヨーロッパ各国で国内選手権が開催された。男子ではフランスでマテネが初優勝。決勝でウェシュとのゲームオールジュースの激戦を制し初の国内チャンピオンの座に輝いた。イングランドではピチフォードが決勝でドリンコールを下し3連覇を達成。ベルギーでは過去25回優勝のセイブが欠場し、新チャンピオンが誕生した。女子ではオーストリアでリュウ・ジャが15回目、ハンガリーではポータが4回目の栄冠を手にした。
 また、今週末3月6〜8日にはドイツ・ケムニッツにてドイツ選手権が開催される。男子の第1シードは2連覇を狙うオフチャロフ、第2シードはボルだ。ふたりが勝ち進めば決勝でドイツのツインエース対決が実現する。(新保)

以下は先週末に行われた各国の国内選手権男女優勝者。

         〈男子〉        〈女子〉
【フランス】   マテネ       ユアン・ジャナン
【イングランド】 ピチフォード    シブリー
【ロシア】    スミルノフ     ノスコワ
【ベラルーシ】  プラトノフ     プリワロワ
【オーストリア】 Da. ハベソーン   リュウ・ジャ
【チェコ】    シルチェク     マテロバ
【ハンガリー】  ファゼカス      ポータ
【クロアチア】  ガチーナ      トゥビカネツ
【スロベニア】  トキッチ      ファイムット
【スロバキア】  ワン・ヤン      バラゾバ
【ベルギー】   ジャン       マルチェッティ
【スウェーデン】 K. カールソン   ジョンソン
【デンマーク】  グロット      ヤコブセン
【フィンランド】 カントラ      ルオ
【セルビア】   ラドンジック    トドロビッチ
【スイス】    ウェーバー     アシュワンデン
【イタリア】   ムッティ      モスコニ
【ラトビア】   ボグダノワ     カルツゾフ
【モンテネグロ】 チェキッチ     ペロビッチ
【ボスニア】   アリチッチ      ハジアフメトビッチ
 昨日行われたブンデスリーガ1部第16節に吉田雅己(愛知工業大)、森薗政崇(明治大)、2部では小澤吉大が出場した。吉田はアポローニャにストレートで敗戦するも、ガチーナ、今季2試合目の出場のパベルカが踏ん張り、グレンツァオがザールブリュッケンを下した。フリッケンハウゼンの森薗はブラジル期待のカルデラノに勝利するも、4番でゴーズィに逆転負けを喫し、チームも敗れた。
 現在16節までを消化し、リーグ戦は残り2試合となったブンデスリーガ。現在の首位は昨シーズンのチャンピオン・デュッセルドルフで、フランチスカ、ボルが故障で戦列を離れながらもギオニス、アチャンタが奮闘し、1敗のみで強さを見せている。2位は昨シーズン2位のマーバーツェル。こちらもバウムを欠きながら、フィルス、王熹のカットマン2人と、元ドイツ代表のズースが奮闘し、2位をキープしている。吉田所属のグレンツァオはプレーオフ進出圏内の3位。ガチーナとともに吉田の堅実な仕事が光る。一方森薗のフリッケンハウゼンは現在8位。降格圏内の下位2チームからは抜け出しているが、油断はできない。
 吉田、森薗はこの試合のあと、日本に帰国し、週末に行われるジャパントップ12に出場する。世界選手権代表に決定している二人の健闘に期待したい。(浅野)


2月25日ブンデスリーガ第16節
<オクセンハウゼン 3-1 フリッケンハウゼン>
○ゴーズィ 8、4、-7、6 チウ・ダン
 カルデラノ 9、-6、-2、-6 森薗○
○ピチフォード -9、3、1、4 チウ・リャン
○ゴーズィ -7、-8、11、8、7 森薗

<デュッセルドルフ 3-1 ミュールハウゼン>
 フランチスカ 5、-4、-6、11、-7 ヒールシャー○
○ギオニス 9、6、4 バルドン
○アチャンタ 10、9、10 ヴォジツキ
○ギオニス -6、4、-4、4、7 ヒールシャー

<ブレーメン 3-0 ハーゲン>
○チオティ 9、-10、4、10 イオネスク
○スッチ 9、6、2 ベシアビッチ
○シュテガー 4、7、-10、5 A.フェイヤーコナート

<グレンツァオ 3-1 ザールブリュッケン>
 吉田 -8、-8、-7 アポローニャ○
○ガチーナ -9、9、-7、8、9 トキッチ
○パベルカ 7、-7、-7、5、7 マテネ
○ガチーナ 3、3、-8、-4、8 アポローニャ

<マーバーツェル 3-1 ベルクノイシュタッド>
 フィルス -7、5、-5、4、-10 メンゲル○
○王熹 10、-10、-5、7、5 ドゥダ
○ズース 12、9、11 ツボイ
○王熹 8、12、3 メンゲル

☆吉田雅己通算成績:シングルス11勝9敗(第16節終了時点)
☆森薗政崇通算成績:シングルス13勝15敗(第16節終了時点)

2月24日 ブンデスリーガ2部
<ユーリッヒ 5-5 パッサウ>
○ミュールバッハ/小澤 8、10、9 ズウィックル/ディヤス
○小澤 8、-6、-6、6、9 サディレク
○小澤 9、8、7 クルシル
☆小澤吉大2部通算成績:単15勝4敗/複9勝3敗(第14節終了時点)
  • 吉田、今節は勝利ならず(写真は2014年度全日本)

  • カルデラノに勝利するもゴーズィに敗戦(2014年度全日本)