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 5月29日に開幕する世界選手権デュッセルドルフ大会(個人戦)。大会の模様は、テレビ東京『世界卓球』が放送するが、テレビ放送と同時にテレビ東京ホームページ上 でも配信されることが発表された。今までテレビ東京系列の放送が視聴できない地域でも視聴可能だ。
 なお、テレビ東京の番組ホームページ、You Tubeでは、放送終了後に行われる日本代表選手などの試合映像のライブ配信のほか、放送・ライブ配信終了後には、ダイジェスト映像、試合後のインタビュー映像などのアーカイブ配信を実施の予定だ。

 世界選手権期間中は、テレビ東京のテレビ&インターネット『世界卓球』で、日本選手を応援しよう!

●テレビ東京『世界卓球2017 ドイツ』
番組ホームページ : http://www.tv-tokyo.co.jp/wttc2017/
テレビ東京YouTubeチャンネル : https://www.youtube.com/user/tabletennis
株式会社360Channelは、360度VR動画専用配信サービス「360Channel(サンロクマルチャンネル)(https://www.360ch.tv/)」にて、リオ五輪 卓球 男子団体 銀メダルメンバーの1人、吉村真晴選手(名古屋ダイハツ)特別協力のもと撮影した「卓球 迫力映像」を2017年5月24日(水)より配信開始した。

■動画URL
https://www.360ch.tv/videoview/441


『360Channel』で配信する動画は360度全方位へ自由に視点を動かすことが可能で、あたかも動画内に自分がいるかのような臨場感あふれる視聴体験を楽しめるのが特長。今回は6本の動画を公開している。
 今季より日本リーグ・琉球アスティーダに加入する江宏傑(チャイニーズタイペイ)の入団会見が本日13時より、アンダーズ東京・ルーフトップスタジオにて行われた。リオ五輪チャイニーズタイペイ代表、そして福原愛の夫の加入とあり、会見には多くのマスコミが詰めかけた。

 スーツ姿で会見に出席した江は「琉球アスティーダに加入できたことをうれしく思います。少し興奮していますが、しっかり調整してより良い成績を残してチームに貢献したい」とコメント。今季はチェコ・エクストラリーグのTTCオストラヴァ2016に所属し、24勝5敗の好成績を残したが、次の戦いの場に日本リーグを選んだワケを「日本選手は強い選手が多い。自分にとって良い経験のできるリーグだと思い、琉球アスティーダからのオファーが来て、すぐに加入を決めた」と語り、新天地での活躍を誓った。
 同席した琉球アスティーダ・外間政克監督は「琉球アスティーダに加入してくれたことに本当に感謝しています。来月7日から始まる前期日本リーグからの出場になると思いますが、注目される中で、重圧もあるだろうけどチームの柱として期待しています」とチームの原動力としての活躍に期待を込めた。

 会見には琉球アスティーダとオフィシャルスポンサー契約を結ぶ航空会社・Peach Aviation株式会社の井上慎一代表取締役CEOも出席。国内と台湾を結ぶ便も多数抱える航空会社として、江の加入を「我が社は就航当時より、就航地の一員でありたいというポリシーを掲げて地域の皆様と一体となった取り組みをしてきました。今回、Peachが応援する琉球アスティーダに江選手が入団するということは、Peachの経営理念である『アジアの架け橋となる』ということを象徴する出来事だと思う」と歓迎。
 さらに「卓球はアジアでもっとも人気のあるスポーツのひとつと言っても過言ではないし、卓球を沖縄の観光コンテンツのひとつにしたいと思っています。様々な地域から卓球ファンが沖縄にやってきて、いろんな交流が生まれる機会をつくりたい。卓球を皮切りに、沖縄を中心としたアジアのスポーツツーリズムを喚起する提案を行っていきたいと思う」(井上代表取締役CEO)と卓球を通した壮大な地域活性化の展望を語った。

 今季の琉球アスティーダには江の他にも、ジュニア時代からドイツ・ブンデスリーガで腕を磨いてきた天才・小澤吉大らも加入。これまでの日本リーグでの最高成績は2部3位だが、戦力を揃え初の1部昇格を狙う。前期日本リーグは6月7日より島根・松江市総合体育館で行われる。

☆江宏傑コメント
 「チェコリーグでの成績が良かったので、この調子を維持してより良い成績を残したい。沖縄は何度か行ったことがありますが、素晴らしい場所ですね。今後は台湾と日本を行ったり来たりの生活になると思う。(妻の福原選手は)日本でしっかり成長して、良い成績を出せるようにと応援してくれた。ずっと日本語を勉強をしているので、できるだけ早く日本語で皆さんとコミュニケーションを取れるように頑張りたい。(最近覚えた日本語は?)『おなか空いた』(笑)」
  • ユニフォームを手にする江宏傑(左)と琉球アスティーダ・外間政克監督

  • 江の加入を歓迎するPeach Aviation株式会社の井上慎一代表取締役CEO

  • PeachのCAさんとピーチ(桃)ポーズでパシャリ

 5月17〜21日にスペイン・プラジャダロで開催されたITTFジュニアサーキット・スペインジュニア&カデットオープン。日本から男子6選手、女子5選手が参加し、日本はジュニア女子団体、ジュニア・カデット女子シングルス、ジュニア男子ダブルスの4種目でタイトルを獲得した。

 ジュニア女子シングルスでは日本選手がベスト4を占め、決勝は塩見真希(四天王寺高)が相馬夢乃(新発田ジュニア)を下し優勝を決めた。敗れた相馬はカデット女子では中森帆南(ミキハウスJSC)を破り表彰台のトップに立った。ジュニア女子団体では皆川優香(昇陽高)、相馬夢乃、大藤沙月(ミキハウスJSC)が決勝でドイツにストレート勝利。戸上隼輔/曽根翔(野田学園高/愛工大付属中)のジュニア男子ダブルスは決勝でロシアペアを3-0で破り栄冠を手にした。

優勝と日本選手の上位記録は以下のとおり。

■ITTFスペインジュニア&カデットオープン記録
●ジュニア男子団体優勝:チャイニーズタイペイ
● ジュニア女子団体優勝:日本(皆川、相馬、大藤)
● カデット男子団体優勝:ロシアA ※日本は不参加
● カデット女子団体優勝:ロシアA ※日本は不参加
● ジュニア男子シングルス優勝:アブセフ(ロシア) 3位:曽根翔(愛工大付属中)
● ジュニア女子シングルス優勝:塩見真希(四天王寺高) 2位:相馬夢乃(新発田ジュニア) 3位:皆川優香(昇陽高)、大藤沙月(ミキハウスJSC)
●カデット男子シングルス優勝:馮翊新(チャイニーズタイペイ) 3位:横谷晟(愛工大付属中)、曽根翔(愛工大付属中)
● カデット女子シングルス優勝:相馬夢乃(新発田ジュニア)2位:中森帆南(ミキハウスJSC)
● ジュニア男子ダブルス優勝:戸上隼輔/曽根翔(野田学園高/愛工大付属中)
● ジュニア女子ダブルス優勝:簡彤娟/温睿玲(チャイニーズタイペイ)
●カデット男子ダブルス優勝:カチカート/ファン(アイルランド/ノルウェー)
●カデット女子ダブルス優勝:アブラミアン/ジロノフ(ロシア)
 春季関東学生リーグ1、2部が本日終了。男子1部は専修大が全勝で3季ぶりの優勝、女子はこちらも全勝で中央大が2011年春季以来12季ぶりの優勝となった。1、2部の順位は下記のとおり。

【男子1部】
1位:専修大(7勝0敗)
2位:早稲田大(6勝1敗)
3位:中央大(4勝3敗)
4位:明治大(4勝3敗)
5位:日本大(3勝4敗)
6位:筑波大(2勝5敗)
7位:法政大(2勝5敗)
8位:駒澤大(0勝7敗)

★個人賞★
殊勲賞:及川瑞基(専修大)
敢闘賞:竹岡純樹(早稲田大)
優秀選手賞:及川瑞基(専修大)、上村慶哉(早稲田大)、定松祐輔(中央大)
最優秀ペア賞:田添健汰・郡山北斗(専修大)
最優秀新人賞:該当者なし

【女子1部】
1位:中央大(7勝0敗)
2位:早稲田大(6勝1敗)
3位:東京富士大(4勝3敗)
4位:日本体育大(4勝3敗)
5位:日本大(3勝4敗)
6位:専修大(2勝5敗)
7位:淑徳大(1勝6敗)
8位:國學院大(1勝6敗)

★個人賞★
殊勲賞:森田彩音(中央大)
敢闘賞:滑川明佳(東京富士大)
優秀選手賞:山本怜(中央大)、安藤みなみ(専修大)、奥下茜里(日本大)
最優秀ペア賞:田中千秋・加藤結有子(早稲田大)
最優秀新人賞:該当者なし

【男子2部】
1位:埼玉工業大(4勝1敗)
2位:國學院大(4勝1敗)
3位:大正大(3勝2敗)
4位:日本体育大(3勝2敗)
5位:東京経済大(1勝4敗)
6位:東洋大(0勝5敗)
★殊勲賞:千葉悠平(埼玉工業大)

【女子2部】
1位:青山学院大(5勝0敗)
2位:筑波大(4勝1敗)
3位:大正大(3勝2敗)
4位:東京経済大(2勝3敗)
5位:東京女子体育大(1勝4敗)
6位:東洋大(0勝5敗)
★殊勲賞:三條裕紀(青山学院大)

 男子は専修大が全勝で優勝。大会序盤は中央大、日本大にそれぞれ4-3で勝利と苦戦が続いたが、昨日行われた早稲田大、明治大との大一番に勝利して、最終戦を待たずして優勝を決めた。明治大戦ではトップでエースの田添健汰がルーキーの龍崎東寅に敗れたが、3番で及川瑞基が森薗政崇に勝利し、5番の三部航平も酒井明日翔を逆転で下して勝利を収めた。昨年は春秋リーグ、インカレを制し、3季連続のリーグ戦Vを狙った明治大は、4位に陥落。丹羽孝希、町飛鳥、有延大夢ら昨年の主力が抜け、森薗が単複でチームを引っ張ったが、優勝に向けて落とせない専修大戦で森薗が及川戦で足を痛めて敗戦。ダブルスにも出場したが、試合途中で棄権となり王座を明け渡した。

 女子は昨季2位の中央大が6年ぶりの関東学生リーグ制覇。優勝後に大場監督が「ウチのチーム内の競争は熾烈ですよ。まだまだ使ってあげたかった選手がたくさんいます」と語ったとおり、エースの山本怜を筆頭に、どこからでも点が取れる圧倒的な選手層で優勝を勝ち取った。2位の早稲田大との試合では、2番から4番まですべてフルゲームの接戦を奪う勝負強さも光った。

 2部では男子が埼玉工業大が國學院大と勝敗で並びながらも直接対決で勝利し、優勝で2015年秋季以来の1部復帰。女子はルーキーの三條裕紀、熊中理子が単複で得点を量産した青山学院大が2013年春季以来の1部復帰を決めた。
  • 男子1部優勝:専修大

  • 女子1部優勝:中央大

  • 男子2部優勝:埼玉工業大

  • 女子2部優勝:青山学院大

 1年前の国際卓球連盟(ITTF)年次総会で、香港卓球協会から「ラケット素材の自由化」を提議されたが、僅差で否決となった。1年後の今回の総会(5月31日)では香港協会と韓国協会の共同提案としてほぼ同じ内容で提案されることになっている。

 100年以上の歴史を持つ卓球競技の中で、ラケットは一貫して木材で作られてきた。ルール上も85%以上が木材でなければいけない。

 僅差だった前回の総会の状況を考えれば、今回は可決される可能性もある。しかも、総会には、卓球メーカー、卓球市場の影響を受けない協会の出席ほうが圧倒的に多いために、素材自由化になった時の影響力を推し量ることができない協会が「ラケット素材自由化」に一票を投じることは容易に想像できる。

 素材自由化でもっとも影響を受ける卓球メーカーで構成される団体FIT(国際卓球メーカー連盟)が調査グループを作り、総会での判断材料として呼びかけていく予定だ。

 主なFITの主旨は以下の通り。
・十分な話し合いや、自由化になった時の影響を検証せずに承認されることを懸念。科学的な、客観的な実験の実施が必要
・ラケットの選手のプレーに大きく影響を与える。素材の規制がなくなった時の不公平さ、際限なくカスタマイズされることが競技の結果に大きな影響を与えることを懸念
・スポーツの本質である技術や身体能力の競争ではなく、ラケットの競争になることを懸念
・卓球メーカーは開発費と製造費に巨額の費用が必要。ラケットの値段も今より高くなり、使用後のラケットの環境問題も生まれる
・環境面から見ても、卓球業界での木材の消費量は、世界の消費量の0.002%以下である

 以上のような内容となっているが、FITの主張が総会で理解されるか微妙なところだ。

  • こんなカーボン100%のラケットが登場するのだろうか(写真はキラースピン製)

 隔世の感がある。
 1986年にテレビでタレントのタモリさんが「卓球はネクラスポーツ」と言い放ち、一気に一般の人の卓球に対するイメージがネガティブなものになり、入部してくる卓球部員も減り、卓球マーケットもしぼんでいった。今の若い人にそんな話をしてもピンとこないだろう。
 そんな時代の空気に呼応するように日本代表の成績も落ち目になっていった。

 しかし、2000年以降、まずは「天才卓球少女、愛ちゃん」こと、福原愛が活躍し、それを追うように石川佳純というスターも出現。そして、2012年ロンドン五輪で,その二人に平野早矢香を加えた三人娘で日本中に感動を与えた。
 そして、昨年のリオ五輪では女子だけでなく、男子団体や水谷隼のメダル獲得がさらに卓球ブームに火をつけ、テレビへの卓球の露出、選手の露出が格段に増えており、4月の平野美宇のアジア選手権優勝で注目度はさらにヒートアップしている。

 昨日の世界選手権の日本代表団の公開練習&記者会見には140名を越す報道陣が詰めかけた。世界卓球へのマスコミの注目度は一段と高まっていることを実感させる光景だった。
 過去の世界選手権では取材陣も、卓球専門誌三社と共同通信社だけだったと話をしても誰も信じてくれないだろう。

 公開練習、記者会見の場所には、カメラマン、取材記者、テレビクルーというひと目で報道陣とわかる人と別に、スーツを着て、いかにも「業界人」という人たちが多くいた。
 それはいわゆる広告代理店(協会のスポンサーにつくような人たち)と選手のマネージメント会社の人たちだ。

 今や、日本のトップ選手をプロかアマかと分ける人はいないだろう。なぜなら、日本代表クラスはほぼ全員がプロ選手だからだ。昨今日本リーグ(実業団チーム)チームから代表選手が出ないのは、選手が完全にプロ化しているからだ。
 それぞれの選手には所属スポンサー企業(例:石川佳純→全農、伊藤美誠→スターツ、水谷隼→木下グループ、丹羽孝希→スヴェンソン)がついていて、彼らはその会社の広告塔として活動するが、社員として働いているわけではない。

 またそれと別にほとんどの選手にはそれぞれマネージメント会社がついている。その会社は選手の練習環境を整えたり、テレビ、雑誌等のマスコミの取材対応をしたり、新規のスポンサーを取ってきたりするのが仕事だ。選手はスポンサー収入や取材謝礼の何割かをマネージメント会社に支払うというシステムだ。
 プロ野球選手、Jリーグの選手は別にしても、卓球選手もプロとして十分に稼げるような状況になってきた。しかもリオ五輪以降の卓球人気と選手への最近のスポンサーのオファーを耳にすると、今まさに「卓球バブル」の様相を呈している。
 来年Tリーグが始まり、クラブ間、もしくはリーグとしての選手獲得競争が始まるとさらにバブルは大きくなりそうだ。 (今野)

  • 大勢の報道陣&スポンサー、業界の人が詰めかけた

 卓球王国の4月の用具ランキング(5月上旬発表)・裏ソフト部門で異変が起きた。
 4月中旬に発売された『ロゼナ』(バタフライ/タマス)がいきなり、2位に入ってきたのだ。この用具ランキングは全国に点在する大手卓球ショップ、WEBショップの商品の売上げランキングをもとにして作成される。あるメーカーなどは、この用具ランキングをもとにして他社のラバーの売上げ枚数まで推測しているほどだ。

 2015年2月に『テナジー』をオープンプライスにしたタマスだが、それによってテナジーは8000円前後に跳ね上がり、全体の売上げ枚数は減った。用具ランキングでもそれまでトップ3、4アイテム入っていたテナジーシリーズだったが、価格の高騰により「05」だけしか入らない月が多くなった。
 
 今回、タマスは定価5000円の『ロゼナ』を市場に投入。しかも開発から発売までわずか半年間という離れ業をやってのけた。テナジーテイストの『ロゼナ』のショップでの実勢販売価格は4500円前後と、ラバー販売のボリュームゾーンに突き刺さるものだ。

  全国の卓球ショップに4月15日前後に出荷された『ロゼナ』が約2週間の販売にかかわらず、ランキング2位になったのは驚異的な結果であり、ユーザーの関心の高さが伺える。

 発売中の卓球王国別冊「卓球グッズ2017」のメイン特集は「ロゼナの実力。進撃のラザンター」。『ロゼナ』は確かに実力を見せたが、『ラザンター』(アンドロ)は進撃しようと思ったら初回出荷が多かったものの、思うように市場に行き渡らず、ランキングのトップ10には入ってこなかった。
 5月末集計の用具ランキングで『ロゼナ』が王者『G-1』を抜き去るのか、どうかに注目が集まる。
 ロゼナの開発秘話。詳しくは別冊「卓球グッズ2017」でどうぞ。

別冊「卓球グッズ2017」詳細
http://world-tt.com/ps_book/extra.php?lst=2&sbct=0&dis=1&mcd=BZ095
  • ロゼナは文字通りロゼ色のスポンジを持つ

 5月17日、東京・NTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)で合宿中の世界選手権デュッセルドルフ大会(個人戦)・日本代表選手団が公開練習および記者会見を開催した。

 NTCにはテレビ局・新聞・雑誌など140名を超える報道陣が詰めかけ、かつてないほどの盛況ぶり。カメラの砲列が並んだのは、やはりアジア選手権女王の平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)のコート。中国も「平野対策」に本腰を入れているが、記者会見では「中国にはコピー選手を作られたり、いろいろ対策をされているけど、そこを上回ればいいと思うので頑張りたい」と語った。
 
 一方、その平野とダブルスを組む石川佳純(全農)は、24歳という年齢ながら今大会の日本女子では最年長。「3種目出場するので、体力的にタフじゃないとダメだなと思ってトレーニングを意識的にやってきた。毎試合で最高のパフォーマンスを見せたい。美宇ちゃんが(アジア選手権で)中国選手に3人勝って優勝したのは、本当に素晴らしいことだし、見習うことがたくさんあった。私も世界選手権で最高のプレーをしたい」とコメント。練習やトレーニングの充実ぶりをうかがわせた。

 男子チームのエース水谷隼(木下グループ)は、ヨーロッパチャンピオンズリーグで16戦全勝(相手の棄権含む)という驚異的な成績を残し、ロシアのオレンブルクを優勝に導いた。15日の朝に帰国したばかりというハードスケジュールだが、調子の良さが練習にも現れている。記者会見では「今回は勝った後のパフォーマンスを考えながらやりたいです。五輪では無意識に倒れこんで、全然カメラに映らないほうにばかり行っていたので、今回は良いポーズを取れるように頑張りたい」とコメントして報道陣を沸かせた。「デュッセルドルフは5年間住んでいた第二の故郷。精一杯頑張って、ドイツのファンにも良いプレーを見せたい」と抱負を述べた。

 アジア選手権3位の丹羽孝希(スヴェンソン)は、練習パートナーとして大会に帯同する木造勇人(愛工大名電高)を相手に、フォア前のレシーブを入念に繰り返していた。倉嶋洋介監督は「リオ五輪以降、丹羽は非常にモチベーションが高く、自分の課題にも積極的に取り組んでいる」と語り、期待を寄せる。吉村真晴(名古屋ダイハツ)と組む「リオ五輪ペア」も、互いのプレーが噛み合えばメダルの可能性は十分にあるだろう。日本選手団は5月23日に日本を出発してドイツに入り、5月23〜26日にドイツ・グレンツァオでの調整合宿を経て、5月29日に開幕する世界選手権個人戦に挑む。
  • 平野美宇、再び中国の包囲網を破れ!

  • クールな丹羽だが、練習での表情にも充実感がにじむ

  • ダブルスの練習を行う伊藤(右)/早田。伊藤は早田を「最高のパートナー」と語る

  • ハードなスケジュールの中でもタフさを見せる水谷(右)

  • 「選手たちは最高のパフォーマンスをしてくれると思います」と倉嶋監督

  • 馬場監督(右)は初の世界戦。「非常に良い合宿ができている」と語る

  • チーム・ジャパン、いよいよドイツへ乗り込むぞ!

 5月8日に第10巻が発売された、週刊少年チャンピオン連載の人気卓球マンガ『少年ラケット』(掛丸翔・作/秋田書店)。

 明日、18日(木)発売の「週刊少年チャンピオン」の『少年ラケット』は、超スペシャル企画となっている。
 その中身は、『少年ラケット』作者の掛丸翔さんと水谷隼選手のスペシャル対談に、センターカラーの大増23ページ、そして特別書き下ろしコミック「少年ラケット」×「世界卓球2017」もありと、非常に盛りだくさん。

 『少年ラケット』ファンはもちろん、明日発売の「週刊少年チャンピオン」は要チェックだ!
 
●少年ラケット公式サイト
http://shonenracket.com