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　オーストリアオープンを沸かせたのは高木和だけではない。女子シングルスでは石川佳純（全農）が世界ジュニア優勝の朱雨林（中国）を準々決勝で4ｰ1で下し、準決勝へ進み、五輪金メダリストの李暁霞と対戦する。
　U21（21歳以下）の男子決勝では吉村真晴（愛工大）と村松雄斗（JOCエリートアカデミー）が同士討ちで決勝を戦い、4-2で吉村が優勝した。一方、女子 U21では松平志穂（四天王寺高）が決勝で韓国のカン・ミスンをストレートで下し、日本勢がアベック優勝を果たした。

写真は左から石川佳純、吉村真晴、松平志穂（全日本ジュニアで優勝した時の写真）

　ITTFのワールドツアーであるオーストリアオープンで1月26日に男子シングルス準々決勝で日本の高木和卓（世界ランキング45位・東京アート）がロンドン五輪金メダリスト、11年世界チャンピオンである中国の張継科を
10-12
11-9
6-11
8-11
12-10
11-7
13-11
の4ｰ3のフルゲーム、最終ゲームは13-11というジュースの大激戦の末に破る大金星をあげた。
　出足から接戦だったが、2ゲーム目をリードされた状態から逆転して取った当たりから落ち着いたプレーが見られた高木和。その後、2ゲームを落とし1ｰ3とリードされたが5ゲーム目を6-9から逆転して12-10で取り返し、波に乗った。バック対バックで張継科に引けを取らず、要所でフォアドライブを決めた高木和。６ゲーム目は5-5、9-7から11-7として最終ゲームへ。7ゲーム目は2-0、3-1、互角の引き合いを見せ4-2、5-2で張継科がタイムアウト。6-4、7-4、7-5、7-6と追い上げられてきたところで高木和がタイムアウト。8-6、9-6、9-7、9-8、10-8、10-9、張の台上バックドライブで10-10に追いつかれたが、11-10で高木和マッチポイント。しかし、張にフォアへ振られ11-11、次を張がバックの台上ドライブをミス。12-11からは高木和のYGロングサービスを張がオーバーミス。
　最後、高木和の雄叫びによって55分に及ぶ激闘が終わった。

http://www.ittf.com/itTV/
ITTFのitTVで見られます

写真は2011年ジャパンオープンの高木和選手

　1月17〜20日にスペインのアルメリアで2013年度最初のツアー・ITTFワールドツアー・ユーロアフリカチャレンジ・スペインオープンが行われ、カズオ・マツモト（ブラジル）が初優勝を遂げた。
　マツモト（第4シード）は準々決勝、準決勝とゲームオールの接戦を乗り越え初の決勝へ進出。対戦相手は過去1回のプロツアー優勝経験（1997年リヨン）のあるレグー（フランス／第6シード）。マツモトはサービスとレシーブで回転とコースに変化をつけレグーのリズムをくずし、4-1で勝利。ITTFワールドツアー（旧プロツアー）の17年の歴史の中で、中南米から初めてとなる男子シングルスのチャンピオンが誕生した。
　昨年のロンドン五輪では世界ランキングは国内でトップであるものの、選考会で敗れ代表入りを逃したマツモト。4年後自国で行われるリオデジャネイロ五輪の代表入りに向けるマツモトの今後の活躍に期待したい。
　また、女子シングルスでは決勝でシェン・イェンフェイ（スペイン）を4-1で下した姜華君（香港）が優勝を果たした。

● ITTFワールドツアー・スペインオープン優勝者
男子シングルス優勝：マツモト（ブラジル）
女子シングルス優勝：姜華君（香港）
男子アンダー21優勝：インデヘルベルグ（ベルギー）
女子アンダー21優勝：呉穎嵐（香港）

※情報／写真提供：ITTF
※関連記事（英語）：http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=30311&Category=General&Competition_ID=&

　女子テニス界のビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹が卓球をプレーしているのは、iPhone5の新しいCM「ドリーム」。ウィリアムズ姉妹と卓球をしている楽しい夢を見ている設定だという。ウィリアムズ姉妹の卓球の腕前はいかに!?　CMはアップルのHPでご覧いただけます。

CMはこちらから↓
http://www.apple.com/jp/iphone/videos/#tv-ads-dream

　昨年、12月に神奈川県横浜市鶴見区に「コータロー卓球塾」がオープンした。代表を務めるのは日本大学・日産自動者で活躍した中村孝太郎氏。「ヨコハマから世界へ」をスローガンに指導を行っていくという。

■コータロー卓球塾
住所：神奈川県横浜市鶴見区下末吉6-21-26
電話：045-571-3966
営業時間：9〜22時　定休日：不定休
卓球台：3台　
アクセス：JR「鶴見駅」より徒歩約15分

　2月3日（日）の13時より東京・ミズノフットサルプラザ千住において、卓球合コンが開催される。主催はスポーツを通じてカップリングパーティなどを企画しているベストパートナー。卓球タイムでは基礎打ちからMIXダブルスのゲームまでを企画。初心者には全日本出場経験もあるコーチが丁寧に指導してくれるとのこと。卓球を通して自分のベストパートナーを探してみては？!

【卓球合コン】
日時：2月3日（日）13〜15時30分（12時30分より受け付け）
会場：ミズノフットサルプラザ千住
（京成電鉄「京成関屋駅」、東武スカイツリーライン「牛田駅」よりすぐ）
※参加は満20歳以上の方に限る

詳細はベストパートナーのHPをご覧ください↓
http://fcop.jp/products/list.php?category_id=47

　1月12～20日まで東京ドームで開催されている『ふるさと祭り 東京』。この大人気の物産展の会場の一画で、特別企画として実施されている『アスリート祭』に、卓球からは元五輪代表の松下浩二さん（ヤマト卓球）が登場！　その華麗なカットを披露する予定だ。
　松下さんが会場でパフォーマンスを行うのは、1月13日（日曜日）で、第1部は13時20分～14時20分、第2部は16時20分～17時20分。
　その他の日程は、元オリンピック選手たちによるパフォーマンスが行われるほか、オリンピック体感ゾーン、記念撮影や缶バッジプレゼントコーナー、アスリート写真展などがあり、また、来場した人には記念ピンバッチやスポーツ雑穀米などのプレゼントがある。
　1月13日（日）は、スポーツ祭で松下さんの華麗なプレーを体感しに東京ドームへ行こう！　各地のおいしいものにも出会えるゾ

■『アスリート祭』（『ふるさと祭り　東京』会場内）
場所：東京ドーム
（JR総武線・都営三田線「水道橋駅」、東京メトロ丸ノ内線・副都心線「後楽園駅」下車）
入り口を入ってすぐ右手の「Iゾーン」にて開催。
当日券：1,500円／イブニング券：1,000円（『ふるさと祭り東京』入場料）
注：卓球・松下浩二さんのパフォーマンスは、1月13日（日）のみ

『アスリート祭』→http://www.athletematsuri.com
『ふるさと祭り東京』→http://www.tokyo-dome.co.jp/furusato/

　1月11日付けの朝日新聞の社会面で水谷隼の補助剤への抗議を紹介した。
　11月の読売新聞で水谷が補助剤問題に抗議し、国際大会をボイコットという記事を掲載。すでに卓球王国でもこの「補助剤問題」を2回掲載したが、朝日新聞は独自に取材し、かなりのスペースを取って紹介した。
　卓球を知らない人にとって補助剤問題を理解するのは難しい。卓球をやっている人にとっても複雑な問題だ。それを朝日新聞はなるべくわかりやすく解説しようとしている。
　しかし、現状、次の世界選手権パリ大会でも状況は変わりそうにない。水谷隼の孤独な戦いは続きそうだ。

　女性向けファッション雑誌『SPUR（シュプール）』（集英社）の最新号（2013年2月号）に石川佳純選手のインタビューが掲載されている。インタビューの掲載は「ロンドンオリンピックアスリートたちの感動秘話」のページ。
SPUR2月号は現在発売中ですので、ぜひご覧ください。

　ITTF（国際卓球連盟）が11月1〜30日に開催していた「ITTFビデオ・ワールド・カップ」の最優秀作品と優秀作品の2作品を発表した。20を越える作品の中から最優秀作品にはインドのラジャタ・カマル氏の「A Hard Day’s Practice（練習づくしの1日）」、優秀作品にはカナダのジーン・エモンド氏の「Katherine’s Story（キャサリン物語）」が選ばれた。

　最優秀作品賞には賞金5,000USドル（約42万円）と世界選手権パリ大会（2013年5月13～20日）への全額負担の招待旅行が副賞として、また、優秀作品賞には賞金2,500USドル（約21万円）が贈られる。

2作品は以下のYouTubeのリンクよりご覧ください
●A Hard Day’s Practice
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=AjthoeXmwIs

● Katherine’s Story
http://www.youtube.com/watch?v=mtW5f4JsV10&feature=player_embedded

※記事提供ITTF